春去ればまづ咲く宿の梅の花ひとり見つつや春日暮さむ
波流佐礼婆 麻豆佐久耶登能 烏梅能波奈 比等利美都々夜 波流比久良佐武
筑前守山上大夫
春去ればまづ咲く宿の梅の花ひとり見つつや春日暮さむ
筑前守山上大夫
語釈
- さる【去る】:(季節や時を表す語に付いて)近づく。来る。
- やど【宿】:家の敷地。庭先。
- くらす【暮らす】:日の暮れるまで時間を過ごす。
春になると真っ先に咲く庭先の梅の花を、ただひとりで見ながら春の日暮れまで過ごすのだろうか。
筑前守山上大夫
山上憶良
万葉歌碑2の所在地
場所:圓通閣(太宰府メモリアルパーク内)
住所:〒818-0134 福岡県太宰府市大佐野字野口807-128