妹が見し楝の花は散りぬべしわが泣く涙いまだ干なくに
伊毛何美斯 阿布知乃波那波 知利奴倍斯 和何那久那美多 伊摩陀飛那久尒
妹が見し楝の花は散りぬべしわが泣く涙いまだ干なくに
語釈
- あふち【楝】:栴檀の古名。
- ぬべし:⋯してしまいそうだ。⋯しかねない。
妻が世話をしていた栴檀の花が今にも散ってしまいそうだ。わたしが泣く涙はいまだに枯れないのに。
山上憶良
万葉歌碑1の所在地
場所:太宰府悠久の丘(太宰府メモリアルパーク内)
住所:〒818-0134 福岡県太宰府市大佐野字野口807-128
万葉歌碑2の所在地
場所:太宰府歴史スポーツ公園
住所:〒818-0138 福岡県太宰府市吉松4丁目1-1