家に行きて如何にか吾がせむ枕づく妻屋さぶしく思ほゆべしも
伊弊尒由伎弖 伊可尒可阿我世武 摩久良豆久 都摩夜左夫斯久 於母保由倍斯母
家に行きて如何にか吾がせむ枕づく妻屋さぶしく思ほゆべしも
語釈
- まくらづく【枕づく】:「妻屋」にかかる枕詞。枕を並べる。
- つまや【妻屋】:夫婦の寝室。
- おもほゆ【思ほゆ】:しぜんに思われる。
家に帰ったところで、どのように私は過ごそうか。枕を並べた妻との寝室がきっと寂しく思われるのだろうなあ。
山上憶良
万葉歌碑の所在地
場所:太宰府悠久の丘(太宰府メモリアルパーク内)
住所:〒818-0134 福岡県太宰府市大佐野字野口807-128