方丈記– category –
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方丈記(7)あやしき賊、山賊も力尽きて|原文・語釈・現代語訳
鴨長明『方丈記』の原文と現代語訳を、語釈付きで全17回に分けて掲載しています。 鴨長明『方丈記』原文と現代語訳(7) あやしき賊、山賊も力尽きて 原文・語釈 あやしき賤が命にだに及ばずとぞ。 語釈 あやし【奇し・怪し】:普通と違っている。異様... -
方丈記(6)また、養和のころとか|原文・語釈・現代語訳
鴨長明『方丈記』の原文と現代語訳を、語釈付きで全17回に分けて掲載しています。 鴨長明『方丈記』原文と現代語訳(6) また、養和のころとか 原文・語釈 また、養むるぞめきはなし。 語釈 けかつ【飢渇】:飢えと渇き。飢饉。 あさまし:驚きあきれ... -
方丈記(5)その時、おのづから事のたよりありて|原文・語釈・現代語訳
鴨長明『方丈記』の原文と現代語訳を、語釈付きで全17回に分けて掲載しています。 鴨長明『方丈記』原文と現代語訳(5) その時、おのづから事のたよりありて 原文・語釈 その時、おのづから事の便り。 語釈 おのづから【自ら】:たまたま。偶然。 こ... -
方丈記(4)また、治承四年水無月のころ|原文・語釈・現代語訳
鴨長明『方丈記』の原文と現代語訳を、語釈付きで全17回に分けて掲載しています。 鴨長明『方丈記』原文と現代語訳(4) また、治承四年水無月のころ 原文・語釈 また、治承なりし事なり。 語釈 みやこうつり【都遷り】:遷都。 現代語訳 また、治承... -
方丈記(3)また、治承四年卯月のころ|原文・語釈・現代語訳
鴨長明『方丈記』の原文と現代語訳を、語釈付きで全17回に分けて掲載しています。 鴨長明『方丈記』原文と現代語訳(3) また、治承四年卯月のころ 原文・語釈 また、治承りき。 語釈 なかのみかどきやうごく【中御門京極】:現在の京都市上京区、寺町... -
方丈記(2)予、ものの心を知れりしより|原文・語釈・現代語訳
鴨長明『方丈記』の原文と現代語訳を、語釈付きで全17回に分けて掲載しています。 鴨長明『方丈記』原文と現代語訳(2) 予、ものの心を知れりしより 原文・語釈 予を見る事、ややたびたびになりぬ。 語釈 もののこころ【物の心】:物事の道理。 ふし... -
方丈記(1)ゆく川の流れは絶えずして|原文・語釈・現代語訳
鴨長明『方丈記』の原文と現代語訳を、語釈付きで全17回に分けて掲載しています。 鴨長明『方丈記』原文と現代語訳(1) ゆく川の流れは絶えずして 原文・語釈 ゆく河と、またかくのごとし。 語釈 よどみ【淀み・澱み】:川の流れが停滞している場所。... -
【全文】鴨長明『方丈記』原文(読みやすいルビ付き)
方丈記(1)ゆく河の流れは絶えずして ゆく河と、またかくのごとし。 たましきの都となる。 住む人も是たりける。 不知によりてか目を喜ばしむる。 その主を待つ事なし。 方丈記(2)予、ものの心を知れりしより 予を見る事、ややたびたびにな... -
方丈記の成立はいつ?何時代?書かれている時代と長明の半生
『方丈記』が成立したのは1212年、鎌倉時代に書かれた作品です。その根拠となるのは『方丈記』の最後の文で、次のように記されています。 時に建暦にしてこれを記す。 建暦2年は西暦1212年、弥生は3月、つごもりは月末を表す言葉です。この年の3月は... -
方丈記の品詞分解と読み方|総ルビつき「ゆく河の流れ」を読む
『方丈記』の序章、「ゆく河の流れ」の品詞分解と読み方をまとめました。品詞分解はできるだけ見やすいように、原文を細かく区切って一節ごとに掲載しております。また、原文のすべての漢字にルビを振っておりますので、読み方もわかりやすいかと思います...