2024年11月– date –
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【万葉集】第12巻3170番歌|志賀の白水郎の釣りし燭せる漁火の
志賀の白水郎の釣りし燭せる漁火のほのかに妹を見むよしもかも 『万葉集』の第12巻3170番歌は、相聞「覊旅に思いを発せる歌五十三首」のうちの一首です。第12巻3170番歌の原文・現代語訳・作者・万葉歌碑を紹介します。 第12巻3170番歌の題詞 原文 ... -
【万葉集】第7巻1230番歌|ちはやぶる金の岬を過ぎぬとも
ちはやぶる金の岬を過ぎぬとも吾は忘れじ志賀の皇神 『万葉集』の第7巻1230番歌は、雑歌「覊旅にして作れる歌九十首」のうちの一首です。第7巻1230番歌の原文・現代語訳・作者・万葉歌碑を紹介します。 第7巻1230番歌の題詞 原文 覊旅作謌九十首 ... -
福岡県の万葉歌碑一覧
福岡地方 福岡市東区 福津市 あんずの里運動公園 大汝少彦名の神こそは名づけ始めけめ名のみを名児山と負ひてわが恋の千重の一重も慰めなくに 星ヶ丘団地 在千潟あり慰めて行かめども家なる妹いいふかしみせむ 太宰府市 水城館 凡ならばかもかも為むを恐み... -
万葉集「巻6-959番歌」の原文・現代語訳・作者・万葉歌碑
原文 豊前守宇努首男人謌一首 徃還 常尒我見之 香椎滷 従明日後尒波 見縁母奈思 読み下し文 豊前守宇努首男人の歌一首 行もなし 語釈 ゆ:⋯から。⋯以来。 現代語訳 豊前守宇努首男人の歌一首 行きも帰りもいつも見ていた香椎潟。... -
万葉集「巻6-958番歌」の原文・現代語訳・作者・万葉歌碑
原文 大貳小野老朝臣謌一首 時風 應吹成奴 香椎滷 潮干汭尒 玉藻苅而名 読み下し文 大弐小野老朝臣の歌一首 時りてな 語釈 ときつかぜ【時津風】:潮がさしてくる時に吹く風。 しほひ【潮干】:潮が引いたあとの海岸。 たまも【玉藻】:藻... -
万葉集「巻6-957番歌」の原文・現代語訳・作者・万葉歌碑
原文 冬十一月、大宰官人等奉拜香椎廟訖退歸之時、馬駐于香椎浦各述懐作謌 帥大伴卿謌一首 去来兒等 香椎乃滷尒 白妙之 袖左倍所沾而 朝菜採手六 読み下し文 冬十一月、大宰の官人等を述べて作れる歌 帥大伴卿の歌一首 いざ子みてむ ... -
万葉集「巻12-3220番歌」の原文・現代語訳・作者・万葉歌碑
原文 豊國能 聞乃高濱 高々二 君待夜等者 左夜深来 読み下し文 豊国ふけにけり 語釈 とよくに【豊国】:豊前と豊後の総称。福岡県東部と大分県北西部の地。 きく【企救】:豊前国の郡名。北九州市門司区・小倉区(旧企救郡)の地。 きくのたか... -
万葉集「巻12-3219番歌」の原文・現代語訳・作者・万葉歌碑
原文 豊國乃 聞之長濱 去晩 日之昏去者 妹食序念 読み下し文 豊国ふ 語釈 とよくに【豊国】:豊前と豊後の総称。福岡県東部と大分県北西部の地。 きく【企救】:豊前国の郡名。北九州市門司区・小倉区(旧企救郡)の地。 きくのながはま【企救... -
万葉集「巻6-968番歌」の原文・現代語訳・作者・万葉歌碑
原文 大夫跡 念在吾哉 水莖之 水城之上ニ尒 泣将拭 読み下し文 大夫はむ 語釈 ますらを【大夫】:立派な男。硬派。 みづくき【水茎】:水城にかかる枕詞。 現代語訳 私が硬派な漢だと思えることがあろうか。水茎の水城の上で涙を拭おう。 ... -
万葉集「巻6-967番歌」の原文・現代語訳・作者・万葉歌碑
原文 大納言大伴卿和謌二首 日本道乃 吉備乃兒嶋乎 過而行者 筑紫乃子嶋 所念香聞 読み下し文 大納言へたる歌二首 日本道ほえむかも 語釈 やまとぢ【日本道・倭道】:大和への道。 きび【吉備】:現在の岡山県と広島県東部。備前・備中・...