2024年8月– date –
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万葉集「巻4-555番歌」の原文・現代語訳・作者・万葉歌碑
君がため醸の野に独りや飲まむ友無しにして 『万葉集』の第4巻に収録されているこの歌は、大伴旅人が天平元(729)年頃に丹比へ贈った餞別の歌です。当時の大伴旅人は大宰府の長官で、丹比県守は次官。部下であり、飲み友達でもあった県守は、異動により... -
源氏物語「玉鬘」のあらすじをわかりやすく紹介
『源氏物語』の第22帖「玉鬘」から第31帖「真木柱」までは玉鬘十帖と呼ばれ、玉鬘が結婚するまでの半生が描かれています。玉鬘は光源氏が17歳の頃に逢瀬を交わしていた美女、夕顔の娘。光源氏は夕顔のことが忘れられず、娘である玉鬘の行方も気になってい... -
紫式部日記「日本紀の御局」原文と現代語訳
左衛門の内侍といふ人侍り 原文 左らむよ。 現代語訳 左衛門の内侍という人がいます。よくわからないけど、なぜか私のことをよく思ってなくて、身に覚えのないモヤモヤする陰口がたくさん聞こえてきました。帝(一条天皇)が源氏物語を女房に朗読させ... -
藤原広嗣|鎌足・不比等からの家系と生涯をわかりやすく解説
天平12(740)年に朝廷への反乱を起こした人物として歴史に名を残している藤原広嗣。藤原姓の始祖、中臣鎌足のひ孫で、祖父は大政治家の藤原不比等。不比等の4人の息子たちは藤原四兄弟と呼ばれ、政権の中枢を担っていましたが、天然痘パンデミックによ... -
藤原広嗣の乱|若きエリートはなぜ大宰府で兵を挙げたのか?
天平12(740)年の夏、大宰府に左遷されたことに不満を抱いていた若者が、朝廷に向けて兵を挙げました。若者の名は藤原広嗣。藤原氏の始祖である中臣鎌足のひ孫であり、祖父は大政治家として名を残した藤原不比等。父の宇合もまた政権の中心で活躍してい...
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