
9月14日生まれの歴史上の人物・偉人の一覧と、この日に起きた歴史的な出来事をまとめました。日本史や世界史に登場する有名人物から、あまり知られていなくても「おっ」とうなるような人物まで、総勢41名を掲載しています。ぜひ最後までご覧ください!
【日本】9月14日生まれの歴史上の人物・偉人一覧
※旧暦生まれの人物は、旧暦の日付を先発グレゴリオ暦に換算し、9月14日と一致する人物だけを掲載しています。
| 生年 | 人物名 | 肩書き |
|---|---|---|
| 1893年 | 土師清二 | 小説家・歴史小説家 |
| 1900年 | 安藤楢六 | 実業家・小田急電鉄社長 |
| 1904年 | 橋本國彦 | 作曲家・ヴァイオリニスト |
| 1908年 | 原仙作 | 英語教育者・英文学者 |
| 1909年 | 平沢和重 | 外交官・放送解説者 |
| 1913年 | 小秋元隆輝 | 技術者・ニコン社長 |
| 1919年 | 三木淳 | 写真家 |
| 1929年 | 稲葉稔 | 政治家・滋賀県知事 |
| 1934年 | 原田正純 | 医師・医学者 |
| 1935年 | 赤塚不二夫 | 漫画家 |
※上表の旧暦期の生年月日は、旧暦の月日をそのまま西暦へ置き換えたものではなく、暦日換算を行った結果です。
【海外】9月14日生まれの歴史上の人物・偉人一覧
| 生年 | 人物名 | 肩書き |
|---|---|---|
| 1547年 | ヨハン・ファン・オルデンバルネフェルト | ネーデルラントの政治家 |
| 1580年 | フランシスコ・デ・ケベード | スペインの詩人・作家 |
| 1618年 | ピーター・レリー | オランダ出身の宮廷画家 |
| 1698年 | シャルル・フランソワ・デュ・フェ | フランスの化学者 |
| 1737年 | ミヒャエル・ハイドン | オーストリアの作曲家 |
| 1760年 | ルイジ・ケルビーニ | イタリア出身の作曲家 |
| 1769年 | アレクサンダー・フォン・フンボルト | プロイセンの博物学者・探検家 |
| 1791年 | フランツ・ボップ | ドイツの言語学者 |
| 1804年 | ジョン・グールド | イギリスの鳥類学者 |
| 1843年 | ローラ・ロドリゲス・デ・ティオ | プエルトリコの詩人・独立運動家 |
| 1847年 | ウィリアム・エドワード・エアトン | イギリスの物理学者・電気工学者 |
| 1847年 | パーヴェル・ヤブロチコフ | ロシアの電気技術者 |
| 1862年 | オイゲン・エールリッヒ | オーストリアの法学者 |
| 1864年 | ロバート・セシル | イギリスの政治家・外交官 |
| 1879年 | マーガレット・サンガー | アメリカの産児制限運動家 |
| 1886年 | ヤン・マサリク | チェコスロバキアの外交官 |
| 1891年 | イヴァン・ヴィノグラードフ | ロシアの数学者 |
| 1899年 | ヒューゴー・ベニオフ | アメリカの地震学者 |
| 1909年 | ピーター・スコット | イギリスの鳥類学者・自然保護活動家 |
| 1913年 | ハコボ・アルベンス | グアテマラ大統領 |
| 1914年 | ロバート・ディーツ | アメリカの地球物理学者 |
| 1915年 | ジョン・ドブソン | アメリカのアマチュア天文家 |
| 1920年 | ローレンス・クライン | アメリカの経済学者 |
| 1920年 | マリオ・ベネデッティ | ウルグアイの作家・詩人 |
| 1920年 | アルベルト・カルデロン | アルゼンチンの数学者 |
| 1926年 | ミシェル・ビュトール | フランスの小説家・評論家 |
| 1928年 | ウンベルト・マトゥラーナ | チリの生物学者・哲学者 |
| 1928年 | アルベルト・コルダ | キューバの写真家 |
| 1934年 | ケイト・ミレット | アメリカの作家・フェミニスト |
| 1934年 | サラ・コフマン | フランスの哲学者 |
| 1936年 | フェリド・ムラド | アメリカの医師・薬理学者 |
9月14日生まれの代表的な偉人
橋本國彦
- 生没年:1904年9月14日(明治37年9月14日)~1949年5月6日(昭和24年5月6日)
- 国:日本
- 肩書き:作曲家・ヴァイオリニスト
東京音楽学校で学び、ヴァイオリン演奏、歌曲、管弦楽、映画音楽を横断して日本の近代作曲を広げました。ドビュッシーやシェーンベルクなど欧州の新しい語法を吸収し、『お菓子と娘』『斑猫』などで日本語の抑揚と色彩的な響きを結び付けました。教育者として矢代秋雄や芥川也寸志ら後進にも影響を与えました。一方、戦時中には国家的祝典や皇紀二千六百年に関わる作品を作り、音楽家が総動員体制へ組み込まれた責任を免れません。戦後の自己批判と短い余生を含め、モダニストと戦時協力者の二面を切り離さず評価する必要があります。
原田正純
- 生没年:1934年9月14日(昭和9年9月14日)~2012年6月11日(平成24年6月11日)
- 国:日本
- 肩書き:医師・公害研究者
熊本大学医学部の研究班で水俣病患者を診療し、胎児性水俣病や慢性症状を含む有機水銀被害の全体像を長年追究しました。医学的データだけでなく患者の生活史と差別を記録し、認定制度から排除された人々の裁判や補償要求にも寄り添いました。その姿勢は環境医学、公害教育、アジア各地の水銀汚染調査へ大きな影響を与えました。一方、医師個人を「患者の味方」の英雄として描くと、被害を語り続けた患者・家族と地域の運動が脇に置かれます。研究する側とされる側の権力差、行政認定に医学が与えた排除、救済の遅れを医学界全体の責任として見る必要があります。
赤塚不二夫
- 生没年:1935年9月14日(昭和10年9月14日)~2008年8月2日(平成20年8月2日)
- 国:日本
- 肩書き:漫画家
満洲からの引き揚げを経験し、貸本漫画とトキワ荘の共同生活を経てギャグ漫画へ進みました。『おそ松くん』『天才バカボン』『もーれつア太郎』は、反復する言葉、ナンセンス、常識を逆転する人物で戦後の笑いを刷新しました。編集者やアシスタントを含むフジオ・プロの集団制作は、テレビアニメ、広告、キャラクター文化へ長い影響を与えました。一方、女性、障害、貧困、民族性を笑いにする表現には現在の視点から批判が必要です。酒にまつわる破天荒な逸話や「これでいいのだ」を無条件の肯定として消費すると、家族・スタッフの負担と作品が持つ攻撃性を見えにくくします。
アレクサンダー・フォン・フンボルト
- 生没年:1769年9月14日~1859年5月6日
- 国:プロイセン王国
- 肩書き:博物学者・地理学者・探検家
南北アメリカを調査し、高度に伴う植生変化、海流、磁気、火山、気候を相互に結び付けて自然を動的な網として捉えました。等温線の使用やチンボラソ山の植物地理図、『コスモス』は、地理学、生態学、科学普及の形成に大きく寄与しました。植民地の奴隷制を批判し、人間活動による森林破壊と気候変化も早く指摘しました。一方、旅はスペイン帝国の許可、現地案内人、先住民・アフリカ系住民の知識に依存し、標本と情報を欧州へ集積する植民地的仕組みの中にありました。単独の万能天才像ではなく、名を残さなかった協力者と知識の移動を含めて評価すべきです。
マーガレット・サンガー
- 生没年:1879年9月14日~1966年9月6日
- 国:アメリカ合衆国
- 肩書き:看護師・産児制限運動家
貧困地域の看護経験から、女性が避妊情報と手段へアクセスする権利を訴え、コムストック法に反して雑誌を発行しました。1916年にブルックリンで産児制限診療所を開き、裁判と組織活動を通じて医師による避妊指導を合法化する道を広げました。後の全米家族計画連盟につながる運動は、性と生殖を公的議論へ押し上げました。一方、サンガーは優生学の語彙を利用し、障害者や貧困層の生殖を管理する思想家と協働しました。強制不妊や人種差別的医療の歴史を踏まえ、個人の選択を広げた面と、国家・専門家による人口統制へ接近した面を同時に見る必要があります。
ウィリアム・エドワード・エアトン
- 生没年:1847年9月14日~1908年11月8日
- 国:イギリス
- 肩書き:物理学者・電気工学者
明治初期に工部大学校の教授として来日し、実験を重視する電信・電気工学教育を整え、日本人技術者の養成に携わりました。帰国後はロンドンの中央工芸学校で電気計測器、送電、電気鉄道を研究し、工学を経験則から実験科学へ近づけました。教育と産業を結ぶ方法は日本と英国の近代技術教育へ影響しました。一方、来日は日本政府の近代化政策と英国帝国の技術ネットワークの中にあり、高給の外国人教師と国内技術者の格差も存在しました。妻ヘルタ・エアトンも著名な技術者であり、夫婦の研究環境を男性研究者一人の功績へまとめない注意が必要です。
ヒューゴー・ベニオフ
- 生没年:1899年9月14日~1968年2月29日
- 国:アメリカ合衆国
- 肩書き:地震学者・地球物理学者
高感度地震計を開発し、環太平洋の震源が海溝から大陸下へ傾斜して深くなる分布を解析しました。和達清夫の先行研究と結び付いた和達・ベニオフ帯は、沈み込みとプレートテクトニクスを理解する重要な証拠になりました。地震波計測を核実験探知へ応用する研究にも関わり、観測網の発展を促しました。一方、「ベニオフ帯」とだけ呼ぶ慣行は和達の貢献を隠すため、現在は併称が重視されます。地震学の進歩が冷戦期の軍事予算と核監視に支えられたことも、純粋科学の成功史から除けません。
ハコボ・アルベンス
- 生没年:1913年9月14日~1971年1月27日
- 国:グアテマラ
- 肩書き:軍人・政治家・大統領
1944年の民主革命に参加し、1951年に大統領となって選挙政治、労働権、農地改革を進めました。未利用の大土地を補償の上で農民へ分配する政策は、ユナイテッド・フルーツ社の利害と米国の反共政策に衝突しました。1954年、CIAの工作と武力圧力を受けて辞任し、その後の長い軍政と内戦への転機となりました。一方、改革政府にも軍や官僚による強制、政治的分極化、先住民の主体性を十分に代表できない限界がありました。冷戦介入の被害を明確にしつつ、アルベンスを完全無欠の民主主義者として神話化しないことが重要です。
マリオ・ベネデッティ
- 生没年:1920年9月14日~2009年5月17日
- 国:ウルグアイ
- 肩書き:作家・詩人・ジャーナリスト
会社員生活を題材にした『休戦』や、恋愛、日常、政治的連帯を平明な言葉で語る詩によってラテンアメリカの広い読者を得ました。軍事独裁期には亡命し、アルゼンチン、キューバ、スペインを移りながら、拷問、離散、帰還後の記憶を作品にしました。歌になった詩も多く、文学を専門的な読者の外へ開きました。一方、キューバ革命への強い支持は、革命政府の検閲や人権問題への距離を曖昧にしたとの批判があります。親しみやすい恋愛詩だけを切り離すことも、政治的立場だけで文学を裁くことも避け、亡命者の複雑な選択として読む必要があります。
ウンベルト・マトゥラーナ
- 生没年:1928年9月14日~2021年5月6日
- 国:チリ
- 肩書き:生物学者・哲学者
神経生理学の研究から、生物が自らの構成要素を産出し続ける組織をフランシスコ・バレーラと「オートポイエーシス」と名付けました。知覚を外界の単純な写しではなく、生物の構造と環境の相互作用として説明し、認知科学、システム論、家族療法などへ影響しました。言語と協働を重視する議論は教育や社会論にも広がりました。一方、生物学上の概念を社会や組織へそのまま移す応用には、権力や歴史を捨象するとの批判があります。共同提唱者バレーラとの役割や後年の研究所運営を含め、包括的な言葉を実証済みの万能理論として扱わない注意が必要です。
9月14日に起きた歴史的な出来事
- 1180年9月14日(治承4年8月23日)|石橋山の戦い
挙兵した源頼朝軍が相模国石橋山で大庭景親ら平氏方の軍に敗れ、頼朝は山中から海路で安房へ逃れました。鎌倉幕府成立へ続く序章ですが、後の勝者を中心にした物語は、地域武士の選択や戦場となった村落の負担を見えにくくします。 - 1752年9月14日|イギリスと植民地がグレゴリオ暦へ移行
ユリウス暦の9月2日の翌日を9月14日として暦のずれを補正し、年初も1月1日に統一しました。国際的な日付調整を進めた一方、地代や賃金、祭日の扱いに混乱を生み、帝国の植民地にも本国の時間制度を一方的に適用しました。 - 1812年9月14日|ナポレオン軍がモスクワへ入城
ボロジノの戦い後、フランス大陸軍が住民の多くが退去したモスクワへ入り、間もなく大火に直面しました。ロシアの降伏を得られず冬の退却へ向かう転機となり、兵士だけでなく市民、捕虜、沿道の農民が略奪、飢え、寒さの犠牲になりました。 - 1858年9月14日(安政5年8月8日)|戊午の密勅
孝明天皇が日米修好通商条約への懸念と諸藩への意見聴取を水戸藩へ伝える勅書を、幕府を経ずに下しました。尊王攘夷運動を刺激しましたが、幕府は統治秩序への挑戦とみなし、安政の大獄による処罰を強めて政治的暴力の連鎖を招きました。 - 1862年9月14日(文久2年8月21日)|生麦事件
薩摩藩主の父・島津久光の行列を横切ったイギリス人一行が藩士に襲われ、チャールズ・リチャードソンが死亡しました。外交慣行と身分秩序の衝突から薩英戦争へ発展し、近代化の契機ともされますが、外国人被害と報復砲撃を発展物語の材料にしてはなりません。 - 1867年9月14日|『資本論』第1巻を刊行
カール・マルクスが資本主義の商品の価値、剰余価値、工場労働、蓄積を分析した第1巻をハンブルクで刊行しました。労働運動と社会科学へ巨大な影響を与えましたが、後世の国家が権威ある教典として固定化したことと、未完で論争的な原著の分析は区別する必要があります。 - 1900年9月14日(明治33年)|女子英学塾が開校
津田梅子が東京に女子英学塾を開き、女性へ高度な英語教育と自立的な職業への道を提供しました。後の津田塾大学につながる画期でしたが、学べたのはなお限られた階層であり、良妻賢母教育や植民地女性との格差が消えたわけではありません。 - 1901年9月14日|セオドア・ローズヴェルトが米大統領に就任
マッキンリー大統領が暗殺時の傷で死亡し、副大統領ローズヴェルトが42歳で大統領に就任しました。企業規制と自然保護を進めた一方、棍棒外交、フィリピン支配、パナマ運河をめぐる介入など、国内改革と対外帝国主義が並存しました。 - 1930年9月14日|ドイツ国会選挙でナチ党が第2党へ
世界恐慌下の失業と既成政治への不信を背景に、ナチ党が議席を大幅に増やして第2党となりました。独裁は選挙だけで成立したわけではありませんが、暴力的な排外主義が議会制度、宣伝、保守勢力との取引を通じて権力へ近づいた警告的事例です。 - 1943年9月14日|ヴィアノス虐殺が始まる
ドイツ占領軍がクレタ島のヴィアノス地域で、抵抗運動への報復として村々を破壊し、多数の民間人を殺害しました。軍事占領が集団責任を口実に住民全体を標的とした戦争犯罪であり、抵抗の英雄史だけで犠牲者の生活と戦後の補償問題を埋没させてはなりません。 - 1959年9月14日|ルナ2号が月面へ到達
ソ連の無人探査機ルナ2号が月面へ衝突し、人類が作った物体として初めて別の天体へ到達しました。月に大規模な磁場がないことなどを示した科学的成果でしたが、冷戦のミサイル技術と宣伝競争に支えられ、失敗や費用は市民に十分公開されませんでした。 - 1960年9月14日|石油輸出国機構が設立
バグダッド会議でイラン、イラク、クウェート、サウジアラビア、ベネズエラがOPECを設立し、国際石油会社に対する産油国の交渉力を高めました。資源主権を進めた一方、価格変動、権威主義政権の収入、化石燃料依存と気候変動という問題も拡大しました。 - 1960年9月14日|モブツがコンゴで最初のクーデター
独立直後のコンゴでモブツ参謀総長が議会と政府の活動を停止し、ルムンバ首相を権力から排除しました。ベルギー支配後の危機と米ソ対立が背景にあり、外国介入を受けた政変はルムンバ殺害と、後の長期独裁への道を開きました。 - 2007年9月14日(平成19年)|月周回衛星「かぐや」を打ち上げ
宇宙航空研究開発機構が月周回衛星かぐやを打ち上げ、地形、重力、元素分布を高精度で観測しました。月科学と将来探査の基盤を築きましたが、宇宙開発には多額の公費、打上げ失敗、デブリや国際競争の問題が伴い、成果の公開と平和利用が不可欠です。 - 2013年9月14日(平成25年)|イプシロンロケット初号機を打ち上げ
内之浦宇宙空間観測所から小型固体燃料ロケットの初号機が打ち上げられ、惑星観測衛星ひさきを軌道へ投入しました。小型衛星の打上げ効率化を示した一方、固体燃料技術は軍事転用可能性も持ち、コスト削減だけでなく安全管理と透明性が問われます。 - 2015年9月14日|LIGOが重力波を初検出
米国の二つの観測所が、約13億光年先のブラックホール合体による重力波を同時に捉えました。一般相対性理論の予言を直接検証し重力波天文学を開きましたが、成果は数十年にわたる国際的な設備・解析の共同作業であり、少数の受賞者だけへ功績を集約できません。