万葉歌碑巡り– category –
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【万葉集】第16巻3867番歌|沖つ鳥鴨とふ舟は也良の崎(山上憶良?)
沖つ鳥鴨とふ舟は也良の崎廻みて漕ぎ来と聞こえ来ぬかも 『万葉集』の第16巻3867番歌は、「筑前国の志賀の白水郎の歌十首(第16巻3860 ~ 3669番歌)」のうちの一首です。海で遭難した漁師の妻子らが作ったとも、山上憶良が作ったともいわれています。... -
【万葉集】第15巻3664番歌|志賀の浦に漁する海人明け来れば(遣新羅使)
志賀の浦に漁する海人明け来れば浦廻漕ぐらし楫の音聞こゆ 『万葉集』の第15巻3664番歌は、天平8(736)年に新羅へと派遣された遣新羅使が歌った「海辺にして月を望みて作れる歌九首(第15巻3659 ~ 3667番歌)」のうちの一首です。第15巻3664番歌の原... -
【万葉集】第15巻3654番歌|可之布江に鶴鳴き渡る志賀の浦に
可之布江に鶴鳴き渡る志賀の浦に沖つ白波立ちし来らしも 『万葉集』の第15巻3654番歌は、天平8(736)年に新羅へと派遣された遣新羅使が歌った「筑紫の館に至りて遙かに本郷を望みて、悽愴みて作れる歌四首」のうちの一首です。第15巻3654番歌の原文・... -
【万葉集】第15巻3653番歌|志賀の浦に漁する海人家人の
志賀の浦に漁する海人家人の待ち恋ふらむに明し釣る魚 『万葉集』の第15巻3653番歌は、天平8(736)年に新羅へと派遣された遣新羅使が歌った「筑紫の館に至りて遙かに本郷を望みて、悽愴みて作れる歌四首」のうちの一首です。第15巻3653番歌の原文・現... -
【万葉集】第12巻3170番歌|志賀の白水郎の釣りし燭せる漁火の
志賀の白水郎の釣りし燭せる漁火のほのかに妹を見むよしもかも 『万葉集』の第12巻3170番歌は、相聞「覊旅に思いを発せる歌五十三首」のうちの一首です。第12巻3170番歌の原文・現代語訳・作者・万葉歌碑を紹介します。 第12巻3170番歌の題詞 原文 ... -
【万葉集】第7巻1230番歌|ちはやぶる金の岬を過ぎぬとも
ちはやぶる金の岬を過ぎぬとも吾は忘れじ志賀の皇神 『万葉集』の第7巻1230番歌は、雑歌「覊旅にして作れる歌九十首」のうちの一首です。第7巻1230番歌の原文・現代語訳・作者・万葉歌碑を紹介します。 第7巻1230番歌の題詞 原文 覊旅作謌九十首 ... -
福岡県の万葉歌碑一覧
福岡地方 福岡市東区 福津市 あんずの里運動公園 大汝少彦名の神こそは名づけ始めけめ名のみを名児山と負ひてわが恋の千重の一重も慰めなくに 星ヶ丘団地 在千潟あり慰めて行かめども家なる妹いいふかしみせむ 太宰府市 水城館 凡ならばかもかも為むを恐み... -
万葉集「巻6-959番歌」の原文・現代語訳・作者・万葉歌碑
原文 豊前守宇努首男人謌一首 徃還 常尒我見之 香椎滷 従明日後尒波 見縁母奈思 読み下し文 豊前守宇努首男人の歌一首 行もなし 語釈 ゆ:⋯から。⋯以来。 現代語訳 豊前守宇努首男人の歌一首 行きも帰りもいつも見ていた香椎潟。... -
万葉集「巻6-958番歌」の原文・現代語訳・作者・万葉歌碑
原文 大貳小野老朝臣謌一首 時風 應吹成奴 香椎滷 潮干汭尒 玉藻苅而名 読み下し文 大弐小野老朝臣の歌一首 時りてな 語釈 ときつかぜ【時津風】:潮がさしてくる時に吹く風。 しほひ【潮干】:潮が引いたあとの海岸。 たまも【玉藻】:藻... -
万葉集「巻6-957番歌」の原文・現代語訳・作者・万葉歌碑
原文 冬十一月、大宰官人等奉拜香椎廟訖退歸之時、馬駐于香椎浦各述懐作謌 帥大伴卿謌一首 去来兒等 香椎乃滷尒 白妙之 袖左倍所沾而 朝菜採手六 読み下し文 冬十一月、大宰の官人等を述べて作れる歌 帥大伴卿の歌一首 いざ子みてむ ...