
11月4日生まれの歴史上の人物・偉人の一覧と、この日に起きた歴史的な出来事をまとめました。日本史や世界史に登場する有名人物から、あまり知られていなくても「おっ」とうなるような人物まで、総勢43名を掲載しています。ぜひ最後までご覧ください!
【日本】11月4日生まれの歴史上の人物・偉人一覧
※旧暦生まれの人物は、旧暦の日付を先発グレゴリオ暦に換算し、11月4日と一致する人物だけを掲載しています。
| 生年 | 人物名 | 肩書き |
|---|---|---|
| 1648年 | 分部嘉高 | 大溝藩第3代藩主 |
| 1650年 | 池田仲澄 | 鹿奴藩初代藩主 |
| 1675年 | 島津吉貴 | 薩摩藩第4代藩主 |
| 1782年 | 南部利敬 | 盛岡藩第10代藩主 |
| 1791年 | 本多忠升 | 神戸藩第5代藩主 |
| 1791年 | 稲葉正盛 | 館山藩第3代藩主 |
| 1827年 | 武田斐三郎 | 洋学者・兵学者・五稜郭設計者 |
| 1839年 | 阿部正恒 | 佐貫藩第8代藩主 |
| 1873年 | 泉鏡花 | 小説家・劇作家 |
| 1876年 | 友枝高彦 | 倫理学者・教育者 |
| 1897年 | 水谷長三郎 | 弁護士・政治家・労働運動家 |
| 1901年 | 李方子 | 旧大韓帝国皇太子妃・社会福祉活動家 |
| 1902年 | 上村松篁 | 日本画家 |
| 1903年 | 日高孝次 | 海洋物理学者 |
| 1909年 | 柴野民三 | 児童文学作家 |
| 1911年 | 永田英太郎 | 実業家・政治家 |
| 1911年 | 清水脩 | 作曲家 |
| 1918年 | 折原脩三 | 文芸評論家 |
| 1923年 | 福田平 | 刑法学者 |
| 1929年 | 山崎巌 | 脚本家・小説家 |
| 1935年 | 木村東道 | 書家 |
| 1939年 | 鳥越忠行 | 政治家・苫小牧市長 |
| 1940年 | 森瑤子 | 小説家 |
| 1942年 | 阿部正俊 | 政治家・厚生官僚 |
| 1943年 | 石川力山 | 仏教学者・曹洞宗僧侶 |
※上表の旧暦期の生年月日は、旧暦の月日をそのまま西暦へ置き換えたものではなく、暦日換算を行った結果です。
【海外】11月4日生まれの歴史上の人物・偉人一覧
| 生年 | 人物名 | 肩書き |
|---|---|---|
| 1575年 | グイド・レーニ | イタリアの画家 |
| 1592年 | ヘラルト・ファン・ホントホルスト | オランダの画家 |
| 1740年 | オーガスタス・トップレディ | イングランドの聖職者・賛美歌作者 |
| 1810年 | トマス・ブラッグ | アメリカの政治家・司法長官 |
| 1841年 | カール・タウジヒ | ポーランド出身のピアニスト |
| 1873年 | ジョージ・エドワード・ムーア | イギリスの哲学者 |
| 1876年 | ジェームズ・アール・フレイザー | アメリカの彫刻家 |
| 1878年 | ジュゼッペ・アダーミ | イタリアの劇作家・台本作家 |
| 1879年 | ウィル・ロジャース | アメリカの社会評論家・ユーモリスト |
| 1884年 | ハリー・ファーガソン | 北アイルランドの技術者・発明家 |
| 1906年 | スターリング・ノース | アメリカの児童文学作家 |
| 1908年 | ジョセフ・ロートブラット | ポーランド出身の物理学者・平和運動家 |
| 1913年 | ギグ・ヤング | アメリカの俳優 |
| 1916年 | ウォルター・クロンカイト | アメリカのジャーナリスト |
| 1918年 | アート・カーニー | アメリカの俳優 |
| 1929年 | シャクンタラ・デヴィ | インドの暗算家・著述家 |
| 1933年 | チャールズ・カオ | 中国出身の物理学者・電気工学者 |
| 1946年 | ロバート・メイプルソープ | アメリカの写真家 |
11月4日生まれの代表的な偉人
泉鏡花
- 生没年:1873年11月4日(明治6年11月4日)~1939年9月7日(昭和14年9月7日)
- 国:日本
- 肩書き:小説家・劇作家
金沢に生まれ、尾崎紅葉に師事して、近代化が進む明治・大正期に幻想と伝統美を結ぶ文学を追究しました。『高野聖』『婦系図』『歌行燈』などで、怪異、芸能、被抑圧者の情念を流麗な文体と劇的構成によって描きました。現実主義中心の文学史では周縁化された時期もありましたが、舞台・映画・現代幻想文学へ長く影響し、金沢の文化的記憶にも深く根づいています。一方、女性や地方文化への共感を評価する一方、理想化された女性像や身分観には時代的制約があり、耽美的な語りが社会構造を覆う場合にも注意が必要です。
李方子
- 生没年:1901年11月4日(明治34年11月4日)~1989年4月30日(平成元年4月30日)
- 国:日本・韓国
- 肩書き:旧大韓帝国皇太子妃・社会福祉活動家
梨本宮家に生まれ、日本の植民地支配下で大韓帝国皇太子李垠と政略的に結婚し、王朝と帝国のはざまを生きました。戦後に韓国へ移住して知的障害児教育と福祉施設の運営に力を注ぎ、慈行会や明暉園などの活動を支えました。王族の経歴を社会福祉へ転じた姿は日韓双方で記憶され、障害者支援の制度化以前に民間活動を広げた点が評価されています。一方、ただし結婚と生涯を美談だけで語ると、日本の併合政策と皇族制度が本人や朝鮮王家へ課した政治的拘束を見失うため、植民地史の文脈が欠かせません。
上村松篁
- 生没年:1902年11月4日(明治35年11月4日)~2001年3月11日(平成13年3月11日)
- 国:日本
- 肩書き:日本画家
京都に生まれ、上村松園の長男として伝統的な日本画教育を受けつつ、近代の花鳥画に新しい構成を求めました。徹底した写生を基礎に『星五位』『燦雨』などで鳥や動物の生命感と装飾性を両立させ、創造美術の結成にも参加しました。京都画壇の花鳥画を現代へつなぎ、教育者として後進を育て、文化勲章受章者として日本画の社会的評価を高めました。一方、名門画家一家という環境や公的顕彰に焦点が集まりやすいため、制作を支えた長期観察と共同的な画壇活動、伝統制度が持つ閉鎖性も併せて見る必要があります。
日高孝次
- 生没年:1903年11月4日(明治36年11月4日)~1984年8月15日(昭和59年8月15日)
- 国:日本
- 肩書き:海洋物理学者
宮崎県に生まれ、漁業・航海・気象に科学的海洋観測が不可欠となった二十世紀前半に海流研究へ進みました。潮汐や海洋循環を数理的に解析し、日本海洋学会の創設と東京大学海洋研究所の設立を主導して初代所長を務めました。個別観測に頼りがちだった日本の海洋研究を組織的な学問分野へ整え、研究船・国際協力・後進育成の基盤をつくりました。一方、国家の水産・航海政策や戦時体制と研究制度の関係は無視できず、海洋学の発展を一人の業績だけでなく観測員や技術者の集団労働として評価すべきです。
グイド・レーニ
- 生没年:1575年11月4日~1642年8月18日
- 国:イタリア
- 肩書き:画家
ボローニャに生まれ、カラヴァッジョの強い明暗表現と古典主義が競い合った対抗宗教改革期のイタリアで活動しました。《アウローラ》《聖セバスティアヌス》などで、均整の取れた人体、透明な色彩、劇的でありながら抑制された宗教感情を示しました。ボローニャ派を代表する画家として宮廷と教会から広く注文を受け、十八、十九世紀の古典主義的美術観へ大きな影響を残しました。一方、後世には理想化が甘美で反復的だと批判され、工房による量産や弟子の寄与も大きいため、署名的名声と制作実態を区別する必要があります。
ヘラルト・ファン・ホントホルスト
- 生没年:1592年11月4日~1656年4月27日
- 国:オランダ
- 肩書き:画家
ユトレヒトに生まれ、ローマ滞在中にカラヴァッジョの明暗法を吸収し、帰国後はユトレヒト・カラヴァッジョ派の中心となりました。ろうそくや松明に照らされた夜景、音楽家や宗教場面を描き、「夜のヘラルト」と呼ばれる独自の人工光表現を発展させました。その劇的な照明はオランダ絵画に南欧の新様式を伝え、宮廷肖像や舞台的構図を通じて北ヨーロッパへ波及しました。一方、国際的成功後の作品は工房制作と定型化が目立つとも評され、宗教画の感情効果が対抗宗教改革の宣伝機能と結び付いた点にも留意が要ります。
ジョージ・エドワード・ムーア
- 生没年:1873年11月4日~1958年10月24日
- 国:イギリス
- 肩書き:哲学者
ロンドンに生まれ、十九世紀末の英国哲学で支配的だった観念論に対し、日常的常識と明晰な分析を重視しました。『倫理学原理』で善を自然的性質へ還元する「自然主義的誤謬」を批判し、「開かれた問い」の議論を提示しました。ラッセルや分析哲学、ブルームズベリー・グループの倫理観へ影響し、概念を細かく区別する二十世紀英語圏哲学の方法を後押ししました。一方、直観によって善を把握できるという立場は根拠が曖昧だと批判され、常識の擁護も文化・階級によって異なる経験を普遍化しうる限界があります。
ウィル・ロジャース
- 生没年:1879年11月4日~1935年8月15日
- 国:アメリカ
- 肩書き:社会評論家・ユーモリスト
先住民チェロキーの家系に生まれ、ヴォードヴィル、新聞、ラジオ、映画が結び付く大衆メディア時代に人気を得ました。投げ縄芸から出発し、政治家や金融界を平易な言葉で風刺するコラムと放送によって、世界恐慌期の社会不安をユーモアへ変えました。党派を越えて権力を笑う公共的話者の型をつくり、アメリカの政治風刺と放送文化に長く影響しました。一方、親しみやすい「庶民」の像は商業メディアが作った側面もあり、先住民としての複雑な出自や当時の人種・植民地問題を十分批判しなかった限界もあります。
ハリー・ファーガソン
- 生没年:1884年11月4日~1960年10月25日
- 国:北アイルランド・イギリス
- 肩書き:技術者・発明家
アイルランドの農家に生まれ、機械化が大型地主中心だった時代に、小規模農家でも扱える安全な農業機械を追究しました。トラクターと作業機を一体化する三点リンク式油圧装置を開発し、フォードとの提携やファーガソン社を通じて普及させました。耕うん機の転倒を減らし作業効率を高める仕組みは世界標準となり、二十世紀農業の生産性と農村労働を大きく変えました。一方、機械化は重労働を軽減する一方、化石燃料依存、農家の設備負担、農地の大規模化を促したため、技術進歩の恩恵と構造的代償を併せて見る必要があります。
ジョセフ・ロートブラット
- 生没年:1908年11月4日~2005年8月31日
- 国:ポーランド・イギリス
- 肩書き:物理学者・平和運動家
ワルシャワのユダヤ人家庭に生まれ、ナチス侵攻と核兵器開発競争のなかでイギリスへ渡り、マンハッタン計画に参加しました。ドイツの原爆開発が現実的でないと判断して計画を離れ、戦後はパグウォッシュ会議を組織して科学者による核軍縮対話を進めました。冷戦下でも東西の研究者を結び、1995年に会議とともにノーベル平和賞を受け、科学者の社会的責任を象徴する存在となりました。一方、計画参加そのものへの倫理的葛藤に加え、専門家対話が被爆者や植民地地域の声を代弁できるわけではなく、核廃絶運動の多様な主体を見落とせません。
ウォルター・クロンカイト
- 生没年:1916年11月4日~2009年7月17日
- 国:アメリカ
- 肩書き:ジャーナリスト
ミズーリ州に生まれ、通信社記者として第二次世界大戦を取材した後、テレビが家庭の主要情報源となる時代にニュース番組を担いました。CBSの夜のニュースを十九年間担当し、ケネディ暗殺、月面着陸、ベトナム戦争、ウォーターゲート事件を落ち着いた語りで伝えました。放送記者への信頼を高め、ニュースキャスターが社会の共通体験を形成する二十世紀型ジャーナリズムの象徴となりました。一方、「最も信頼された人物」という像は少数ネットワークが情報を独占した時代の産物でもあり、白人男性中心の編集体制や論評の政治的影響力を無批判に理想化できません。
シャクンタラ・デヴィ
- 生没年:1929年11月4日~2013年4月21日
- 国:インド
- 肩書き:暗算家・著述家
ベンガルールの貧しい家庭に生まれ、正規教育を十分受けられないまま幼少期から驚異的な記憶力と暗算能力を舞台で示しました。巨大な数の乗算や高次の根を短時間で計算し、「人間コンピューター」と呼ばれる一方、数学普及書やパズル集を多数執筆しました。計算を観客参加型の知的娯楽に変え、女性が数学分野で可視化されにくかった社会で学習への関心を広げました。一方、芸名的な伝説や記録だけでは数学研究者との違いが曖昧になり、占星術活動も科学とは区別が必要ですが、同性愛理解を促す著作を早期に刊行した点も重要です。
チャールズ・カオ
- 生没年:1933年11月4日~2018年9月23日
- 国:中国・イギリス・アメリカ
- 肩書き:物理学者・電気工学者
上海に生まれ、香港とイギリスで学び、遠距離通信が銅線と電波に依存していた時代に光通信を研究しました。ガラス繊維の損失原因は不純物であり高純度化すれば通信に使えると示し、光ファイバーの実用化へ明確な技術目標を与えました。大量の情報を高速かつ長距離に送る通信網の基礎を築き、インターネット社会を支える功績で2009年にノーベル物理学賞を受けました。一方、実用化は材料企業や多数の技術者の改良に依存しており、通信網の恩恵も監視、デジタル格差、資源消費という問題と切り離して評価できません。
11月4日に起きた歴史的な出来事
- 1737年11月4日|サン・カルロ劇場開場
ナポリ王カルロ7世の命で建設されたサン・カルロ劇場が開場し、王侯文化と都市の威信を示す歌劇拠点となりました。現役で使われる欧州最古級の歌劇場として、ナポリ楽派と近代オペラ興行の発展へ大きな役割を果たしました。なお、華麗な劇場文化は王権と富裕層の支援に依存し、建設・運営を支えた労働者や一般市民との格差も含めて評価する必要があります。 - 1783年11月4日|モーツァルト『リンツ交響曲』初演
旅の途中でリンツに滞在したモーツァルトが短期間で交響曲第36番を作曲し、自らの演奏会で初演しました。急造でありながら堂々とした序奏と精緻な構成を備え、古典派交響曲の成熟を示す作品となりました。なお、作曲家の天才性だけが強調されがちですが、演奏会制度、現地楽団、貴族の庇護が成立を支えた点を忘れられません。 - 1852年11月4日|カヴールがサルデーニャ王国首相に就任
自由主義的改革を進めたカミッロ・カヴールが首相となり、議会外交と経済近代化を国家統合へ結び付けました。フランスとの同盟や戦争を通じてイタリア統一の政治的基盤を築き、立憲君主制中心の統一を方向付けました。なお、統一は南部や共和派の意向を十分反映せず、地域格差と中央集権を残したため、国家建設の成功だけでは語れません。 - 1869年11月4日|学術誌『ネイチャー』創刊
イギリスで総合科学誌『ネイチャー』の第1号が刊行され、専門研究と広い読者を結ぶ定期媒体が誕生しました。査読、速報、論争を集約する国際的な場へ成長し、科学知識の流通と研究評価のあり方へ大きな影響を与えました。なお、権威ある雑誌への集中は英語圏偏重や掲載競争、否定的結果の見えにくさも生むため、誌面の権威を真理そのものと同一視できません。 - 1872年11月4日(明治5年10月4日)|富岡製糸場操業開始
フランス人技師ポール・ブリューナの指導下で官営富岡製糸場が操業を始め、器械製糸と工場制度が本格導入されました。高品質生糸の輸出と技術者育成を通じて日本の近代産業化を支え、各地の民間製糸場へ技術が広がりました。なお、女性工員の労働は近代化の象徴となる一方、長時間労働や寄宿生活の統制を伴い、植民地的な国際分業との関係も見落とせません。 - 1887年11月4日(明治20年11月4日)|奈良県再置
大阪府に編入されていた旧奈良県域が分離し、現在につながる奈良県が再び設置されました。地域住民による再設置運動の成果であり、行政、教育、文化財保護を地域単位で進める基盤となりました。なお、県境再編は財政力や交通圏をめぐる利害調整を伴い、古都という文化像だけでは山間部を含む地域差を捉えきれません。 - 1918年11月4日|ヴィラ・ジュスティ休戦協定発効
イタリアとオーストリア=ハンガリー帝国の間で結ばれた休戦協定が発効し、第一次世界大戦のイタリア戦線が終結しました。帝国崩壊と国境再編を決定づけ、イタリアでは戦勝記念日の基礎となりました。なお、戦勝は多数の兵士・民間人の犠牲の上にあり、講和後の領土不満と少数民族問題がファシズム台頭へ利用された点にも注意が必要です。 - 1921年11月4日(大正10年11月4日)|原敬暗殺
平民宰相と呼ばれた原敬が東京駅で鉄道職員に刺殺され、現職首相が政治的暴力の犠牲となりました。政党内閣の安定を揺るがし、その後の政党政治と官僚・軍部の関係に影響を与えました。なお、犯行を個人の過激化だけで説明せず、格差、排外主義、メディア言説の背景を見る必要があり、原政権の植民地政策への批判も別に検討すべきです。 - 1922年11月4日|ツタンカーメン王墓入口発見
ハワード・カーターの発掘隊が王家の谷で階段を見つけ、ほぼ未盗掘のツタンカーメン王墓へ至る入口を確認しました。膨大な副葬品は古代エジプト研究と保存科学を飛躍させ、世界的な考古学ブームを起こしました。なお、発掘は英国の帝国的権力と資金に支えられ、遺物の所有、現地労働者の貢献、死者の尊厳をめぐる問題を残しました。 - 1924年11月4日|ネリー・ロスが米国初の女性州知事に当選
ワイオミング州知事選でネリー・テイロー・ロスが当選し、アメリカで初めて女性が州知事職を得ました。女性参政権確立後の政治参加を象徴し、後には連邦造幣局初の女性局長も務めました。なお、夫の死後に後継候補となった経緯は女性の機会が家族関係に依存した限界を示し、人種的少数派女性の参政権障壁も残っていました。 - 1946年11月4日|ユネスコ発足
教育・科学・文化を通じて平和を築くためのユネスコ憲章が発効し、国際連合教育科学文化機関が正式に発足しました。世界遺産、識字教育、文化財保護、科学協力などの国際規範を形成する常設機関となりました。なお、普遍的価値の選定には西欧中心主義や加盟国間の政治対立が入り込み、登録が観光開発や住民排除を招く場合もあります。 - 1948年11月4日(昭和23年11月4日)|京都ジフテリア予防接種事故
京都市で毒素が十分に無毒化されていないワクチンを接種された子どもたちが相次いで発症し、最終的に多数が死亡しました。戦後日本の予防接種行政で最大級の惨事となり、製造検定、品質管理、国家補償を見直す契機になりました。なお、公衆衛生の必要性と被害の責任を混同せず、企業・行政の過失、被害家族への長期的影響、記録の継承を重視しなければなりません。 - 1950年11月4日|欧州人権条約署名
欧州評議会加盟国がローマで人権と基本的自由の保護のための条約に署名し、国家権力を国際的司法審査へ服させる枠組みを定めました。欧州人権裁判所を通じて個人が国家の責任を問う制度へ発展し、戦後の地域的人権保障のモデルとなりました。なお、適用範囲は欧州に限られ、植民地支配下の人々が同等に保護されなかった歴史や、判決履行をめぐる加盟国の抵抗もあります。 - 1956年11月4日|ソ連軍がハンガリー動乱を武力鎮圧
改革とソ連軍撤退を求めるハンガリーの蜂起に対し、ソ連軍がブダペストへ再侵攻してナジ政権を倒しました。東欧支配の強制性を世界へ示し、多数の難民流出と共産主義運動内部の分裂を引き起こしました。なお、市街戦と報復で多くの市民が死亡・投獄され、西側諸国も支援を約束しながら軍事介入せず、冷戦下の小国の限界が露呈しました。 - 1979年11月4日|イラン米大使館人質事件発生
イラン革命支持の学生らがテヘランの米国大使館を占拠し、外交官らを444日間にわたり人質にしました。米・イラン関係を決定的に悪化させ、米国内政治、制裁、湾岸地域の安全保障へ長期的影響を与えました。なお、人質拘束は国際法違反である一方、米国による旧王政支援と1953年政変への介入が反米感情の背景にあったことも考慮が必要です。 - 1989年11月4日(平成元年11月4日)|坂本堤弁護士一家殺害事件
オウム真理教の問題を追及していた坂本堤弁護士と妻、幼い長男が教団幹部らによって殺害されました。事件が長く失踪として扱われたことは、後の地下鉄サリン事件まで教団犯罪を止められなかった捜査・報道上の課題を示しました。なお、被害者の尊厳を守り、犯人集団の異様さだけへ関心を集中させず、相談者保護、宗教法人監督、メディア対応の失敗を検証する必要があります。 - 2008年11月4日|バラク・オバマが米大統領選に勝利
民主党のバラク・オバマが大統領選挙に勝利し、アメリカ史上初のアフリカ系大統領となることが決まりました。公民権運動以来の政治参加の拡大を象徴し、金融危機下の政策転換と国際協調への期待を集めました。なお、象徴的前進によって構造的人種差別が解消されたわけではなく、無人機攻撃、移民政策、監視体制など政権の負の側面も検討が必要です。