
8月19日生まれの歴史上の人物・偉人の一覧と、この日に起きた歴史的な出来事をまとめました。日本史や世界史に登場する有名人物から、あまり知られていなくても「おっ」とうなるような人物まで、総勢44名を掲載しています。ぜひ最後までご覧ください!
【日本】8月19日生まれの歴史上の人物・偉人一覧
※旧暦生まれの人物は、グレゴリオ暦に換算した日付に基づいて掲載しています。
| 生年 | 人物名 | 肩書き |
|---|---|---|
| 1750年 | 森俊韶 | 三日月藩主 |
| 1813年 | 尚育 | 琉球国王 |
| 1832年 | 木下利恭 | 足守藩主・子爵 |
| 1839年 | 久米邦武 | 歴史学者 |
| 1852年 | 矢吹璋雲 | 日本画家 |
| 1865年 | 長岡半太郎 | 物理学者 |
| 1866年 | 中村不折 | 洋画家・書家 |
| 1886年 | 小林好日 | 国語学者 |
| 1893年 | 安東聖空 | 書家 |
| 1900年 | 高田博厚 | 彫刻家・思想家 |
| 1901年 | 佐藤観次郎 | ジャーナリスト・政治家 |
| 1904年 | 川喜田壮太郎 | 銀行家・文化事業家 |
| 1914年 | 早坂文雄 | 作曲家 |
| 1922年 | 近藤富枝 | ノンフィクション作家 |
| 1925年 | 渡辺宙明 | 作曲家・編曲家 |
| 1926年 | 岸田文武 | 通産官僚・政治家 |
| 1929年 | 松下圭一 | 政治学者 |
| 1930年 | 椎名素夫 | 政治家 |
| 1931年 | 山口昌男 | 文化人類学者 |
| 1934年 | 降旗康男 | 映画監督 |
【海外】8月19日生まれの歴史上の人物・偉人一覧
| 生年 | 人物名 | 肩書き |
|---|---|---|
| 1596年 | エリザベス・ステュアート | ボヘミア王妃 |
| 1621年 | ヘルブラント・ファン・デン・エークハウト | 画家・版画家 |
| 1646年 | ジョン・フラムスティード | 天文学者・初代グリニッジ天文台長 |
| 1689年 | サミュエル・リチャードソン | 小説家・出版業者 |
| 1743年 | デュ・バリー夫人 | フランス王ルイ15世の公妾 |
| 1745年 | ヨハン・ゴットリーブ・ガーン | 化学者・鉱物学者 |
| 1750年 | ヨハン・ゲオルク・アウグスト・ガレッティ | 歴史学者・地理学者 |
| 1830年 | ロータル・マイヤー | 化学者 |
| 1847年 | 黄飛鴻 | 武術家・医師 |
| 1848年 | ギュスターヴ・カイユボット | 画家・美術収集家 |
| 1853年 | アレクセイ・ブルシーロフ | ロシア軍人 |
| 1871年 | オーヴィル・ライト | 発明家・航空技術者 |
| 1872年 | マチルダ・クシェシンスカヤ | バレエダンサー |
| 1878年 | マニュエル・ケソン | フィリピン・コモンウェルス大統領 |
| 1881年 | ジョルジェ・エネスク | 作曲家・ヴァイオリニスト |
| 1883年 | ココ・シャネル | ファッションデザイナー |
| 1889年 | アーサー・ウェイリー | 東洋学者・翻訳家 |
| 1900年 | ギルバート・ライル | 哲学者 |
| 1906年 | フィロ・ファーンズワース | 電気工学者・発明家 |
| 1909年 | イェジ・アンジェイェフスキ | 小説家 |
| 1921年 | ジーン・ロッデンベリー | 脚本家・テレビ制作者 |
| 1924年 | ウィラード・ボイル | 物理学者 |
| 1927年 | ボブ・O・エバンズ | コンピューター技術者 |
| 1934年 | ゴードン・ベル | コンピューター工学者 |
8月19日生まれの代表的な偉人
ジョン・フラムスティード
- 生没年:1646年8月19日~1719年12月31日
- 国:イングランド
- 肩書き:天文学者・初代グリニッジ天文台長
初代王室天文官としてグリニッジ天文台の観測体制を築き、恒星の位置を望遠鏡で長年測定しました。その記録は死後に『天球図譜』と星表として刊行され、航海術と位置天文学の精度向上を支えます。ニュートンとハレーにも観測値を提供しましたが、未完成の資料を本人の同意なく出版されたため激しく対立しました。功績は個人の観測技術だけでなく国家の海運・軍事需要に支えられており、科学データの所有と公開をめぐる争いも含めて見る必要があります。
サミュエル・リチャードソン
- 生没年:1689年8月19日~1761年7月4日
- 国:イングランド
- 肩書き:小説家・出版業者
印刷業を営みながら書簡体小説『パミラ』『クラリッサ』を発表し、人物の内面と日常的な道徳葛藤を手紙の連鎖で描きました。読者が登場人物の感情を追体験する形式は、近代小説の発展へ大きな影響を与えます。女性主人公の声を物語の中心へ置いた点も重要でした。一方、『パミラ』は階級上昇を貞操への褒賞として示し、『クラリッサ』の性暴力表現も道徳的教訓へ回収されるため、女性の主体性を広げる作品であると同時に家父長的規範を強める面があります。
久米邦武
- 生没年:1839年8月19日(天保10年7月11日)~1931年2月24日(昭和6年2月24日)
- 国:日本
- 肩書き:歴史学者・編修官
岩倉使節団に随行し、欧米諸国の政治、産業、教育、社会を観察して『米欧回覧実記』を編纂しました。膨大な比較記録は明治日本が西洋制度を受容する過程を知る基本史料となり、修史事業でも近代的な史料批判を導入します。神道を古代の祭天習俗として論じた論文が政治問題化し、帝国大学を退職しました。一方、その比較は文明化を単線的な発展として測る視線や帝国日本の自己正当化を含むため、観察の精密さと明治国家の価値尺度を分けて読む必要があります。
ギュスターヴ・カイユボット
- 生没年:1848年8月19日~1894年2月21日
- 国:フランス
- 肩書き:画家・美術収集家
改造後のパリの大通り、床を削る労働者、都市生活者を大胆な遠近法と切り取られた構図で描きました。印象派展へ参加するとともに、モネやルノワールらの作品を購入し、資金面でも仲間の活動を支えます。遺贈コレクションは印象派作品がフランス国家に受け入れられる重要な足掛かりとなりました。一方、都市の近代性を描けた背景には富裕な家産とオスマン改造による階級分断があり、労働者を鋭く観察しながら彼ら自身の声までは示さない限界があります。
長岡半太郎
- 生没年:1865年8月19日(慶応元年6月28日)~1950年12月11日(昭和25年12月11日)
- 国:日本
- 肩書き:物理学者
土星のような環状電子が正電荷の中心を回る原子模型を1904年に提案し、ラザフォードの原子核模型に先行する発想を示しました。磁気、分光、地球物理など広い分野を研究し、日本の物理学研究と人材育成を制度化します。大阪帝国大学初代総長や帝国学士院長も務め、国際的な学術交流を進めました。一方、土星型模型そのものは安定性を説明できず後に退けられ、戦時期の科学行政が軍事研究と結びついた責任も、先駆者という評価と併せて検討しなければなりません。
オーヴィル・ライト
- 生没年:1871年8月19日~1948年1月30日
- 国:アメリカ
- 肩書き:発明家・航空技術者
兄ウィルバーと自転車店を営みながら翼の揚力、操縦、プロペラを実験し、1903年に動力付き有人飛行を成功させました。三軸操縦の考え方は安定して旋回できる実用飛行機の基礎となり、航空交通の時代を開きます。風洞実験と反復的な設計は工学開発の模範にもなりました。一方、特許をめぐる長い訴訟は航空技術の共有を妨げたと批判され、飛行機は交流を広げる一方で爆撃と総力戦の主要兵器にもなったため、発明の社会的帰結まで含めた評価が必要です。
マニュエル・ケソン
- 生没年:1878年8月19日~1944年8月1日
- 国:フィリピン
- 肩書き:政治家・コモンウェルス大統領
米国統治下で自治拡大を交渉し、1935年にフィリピン・コモンウェルス初代大統領となって独立準備政府を率いました。国語政策、行政改革、社会正義を掲げ、ナチス支配から逃れたユダヤ人の受け入れにも尽力します。日本軍侵攻後は亡命政府を率い、独立国家への継続性を保ちました。一方、地方地主層と米国への依存を崩せず、小作農の不平等や反対派への強権的対応を残したため、独立の推進者であると同時に植民地期エリート政治の担い手でもありました。
ココ・シャネル
- 生没年:1883年8月19日~1971年1月10日
- 国:フランス
- 肩書き:ファッションデザイナー
装飾とコルセットを重視した女性服に対し、ジャージー素材、簡潔な線、動きやすいスーツを広め、20世紀の服装を大きく変えました。香水「N°5」とブランド経営によって、服飾を国際的なライフスタイル産業へ拡張します。女性の身体を日常生活へ解放した象徴とされました。一方、第二次世界大戦中にドイツ軍将校と関係を持ち、反ユダヤ法を利用して香水事業の権利を奪おうとした記録もあり、自己創造の神話を占領協力と労働者の不可視化から切り離せません。
フィロ・ファーンズワース
- 生没年:1906年8月19日~1971年3月11日
- 国:アメリカ
- 肩書き:電気工学者・発明家
電子走査で映像を分解・再構成する仕組みを考案し、1927年に完全電子式テレビの送受像実験に成功しました。機械式走査より高精細化しやすい方式は、その後のテレビ放送の基本原理となります。若い独立発明家として巨大企業RCAと特許を争い、権利の一部を認めさせました。一方、産業化の利益は企業側へ集中し、本人は長い訴訟と経営難に苦しみ、テレビが広告、政治宣伝、大量消費を拡大した結果には失望も示したため、発明と普及の主導権の差が際立ちます。
早坂文雄
- 生没年:1914年8月19日(大正3年8月19日)~1955年10月15日(昭和30年10月15日)
- 国:日本
- 肩書き:作曲家
日本の伝統音楽の時間感覚と西洋近代音楽を結びつけ、管弦楽曲『古代の舞曲』などで独自の様式を追求しました。黒澤明の『羅生門』『七人の侍』、溝口健二の『雨月物語』など多数の映画音楽を担当し、映像と音の関係を日本映画の表現として深めます。戦後の若い作曲家にも大きな刺激を与えました。一方、映画会社の短い納期と大量制作の中で健康を損ない結核で早世しており、作家性の評価だけでなく、創作者を消耗させた産業構造にも目を向ける必要があります。
ウィラード・ボイル
- 生没年:1924年8月19日~2011年5月7日
- 国:カナダ・アメリカ
- 肩書き:物理学者
ベル研究所でジョージ・スミスと電荷結合素子CCDを考案し、光を電子信号として規則的に読み出す撮像技術を生みました。デジタルカメラ、天体望遠鏡、医療画像、宇宙探査へ応用され、2009年にノーベル物理学賞を共同受賞します。微弱な光を高い感度で記録できるため、観測科学と日常の映像文化を変えました。一方、CCDは監視と大量の画像収集にも利用され、発明の功績を称えるだけでなく、プライバシー、軍事利用、電子機器の資源消費という普及後の問題も考える必要があります。
8月19日に起きた歴史的な出来事
- 紀元前43年8月19日|オクタウィアヌスが執政官就任を強要
軍を率いてローマへ入ったオクタウィアヌスが元老院に圧力をかけ、19歳で執政官となりました。共和政の手続きを利用しながら軍事力で政治を左右し、のちの第二回三頭政治と帝政成立へ道を開きました。 - 749年8月19日(天平勝宝元年7月2日)|孝謙天皇即位
聖武天皇の譲位を受けて阿倍内親王が第46代孝謙天皇として即位しました。女性皇太子から天皇となり仏教政策を進めましたが、のちの重祚と道鏡をめぐる政争は律令国家の王位継承の不安定さも示しました。 - 1281年8月19日(弘安4年7月27日)|鷹島沖海戦
弘安の役で元・高麗・南宋の連合軍と日本軍が鷹島周辺で戦いました。暴風と補給難の後に連合軍は壊滅しましたが、捕虜の大量殺害や九州御家人の重い負担を伴い、勝利後の恩賞不足は幕府支配を揺るがしました。 - 1772年8月19日|グスタフ3世のクーデター
スウェーデン王グスタフ3世が近衛兵を掌握し、議会へ新憲法を受け入れさせて王権を強化しました。政党抗争の続いた「自由の時代」を終わらせ改革を進めましたが、政治参加を軍事力で抑える権威主義的転換でもありました。 - 1839年8月19日|ダゲレオタイプ公開
フランス科学アカデミーでダゲールの写真術が公表され、政府が特許を買い上げて手法を世界へ公開しました。視覚記録を社会へ急速に広めましたが、初期写真は露光が長く複製できず、被写体と植民地を分類する権力にも利用されました。 - 1858年8月19日(安政5年7月11日)|日露修好通商条約調印
江戸幕府とロシア帝国が開港、貿易、領事裁判権などを定める条約に調印しました。国際関係を拡大しましたが、日本側の関税自主権を制限する不平等条約で、幕府への政治的不信をさらに強めました。 - 1919年8月19日|アフガニスタン独立
第三次アフガン戦争後の条約により、アフガニスタンが外交権を回復して英国の保護的支配から独立しました。アマーヌッラー国王は近代化を進めましたが、国境線と国内改革をめぐる対立はその後も続きました。 - 1929年8月19日(昭和4年)|飛行船ツェッペリン伯号が霞ヶ浦へ到着
世界一周飛行中のドイツ飛行船LZ127が霞ヶ浦海軍航空隊基地へ着陸し、大群衆を集めました。長距離航空の可能性を示す国際的事件でしたが、飛行船技術は国家威信と軍事航空の競争にも支えられていました。 - 1934年8月19日|ヒトラーの総統就任を国民投票で追認
大統領職と首相職を統合してヒトラーを「総統」とする措置が国民投票で承認されました。投票は宣伝と威圧の下で行われ、形式的な多数決が独裁と反対派弾圧を正当化する装置となりました。 - 1936年8月19日|第一次モスクワ裁判開始
スターリン政権が旧ボリシェヴィキ指導者らを反革命陰謀で裁く公開裁判を始めました。自白は拷問と脅迫で作られ、多数が処刑されました。法廷と報道を利用した大粛清は党内反対派だけでなく社会全体へ恐怖を広げました。 - 1940年8月19日(昭和15年)|新協劇団・新築地劇団への弾圧
警察が新劇関係者を一斉検挙し、新協劇団と新築地劇団を解散へ追い込みました。治安維持法下で戦争に批判的な演劇と言論を封じ、文化活動を国家総動員へ従属させた事件です。 - 1942年8月19日|ディエップの戦い
連合軍が占領下フランスの港湾ディエップへ奇襲上陸しましたが、強固な防備の前でカナダ軍を中心に多数の死傷者・捕虜を出しました。得られた教訓はノルマンディー上陸作戦へ生かされましたが、兵士を実験的に危険へさらしたとの批判があります。 - 1944年8月19日|パリ解放の蜂起始まる
フランス国内軍と市民がドイツ占領軍に対してパリで蜂起し、警察本部や公共施設を占拠しました。自由フランス軍と米軍の入城へつながりましたが、解放後には対独協力者への私刑や女性への公開制裁も起こりました。 - 1948年8月19日(昭和23年)|第3次東宝争議の撮影所排除
東京地裁の仮処分執行で砧撮影所を守る労働組合員が排除され、米軍の戦車や航空機まで動員されました。「来なかったのは軍艦だけ」と語られ、占領下の労働争議に国家と占領軍が介入した象徴となりました。 - 1953年8月19日|イラン政変
CIAと英国情報機関の支援を受けた勢力が、石油国有化を進めたモサッデグ首相を失脚させ、国王の権力を回復しました。冷戦期の秘密工作は石油利権を守りましたが、民主政治を破壊し、後の反米感情と革命の背景となりました。 - 1960年8月19日|スプートニク5号打ち上げ
ソ連が犬のベルカとストレルカなどを載せた宇宙船を打ち上げ、翌日に生物を生存したまま地球へ帰還させました。有人宇宙飛行への重要な段階でしたが、多数の動物を危険へさらした実験倫理の問題も伴いました。 - 1989年8月19日|汎ヨーロッパ・ピクニック
ハンガリー・オーストリア国境の一時開放を利用し、数百人の東ドイツ市民が西側へ越境しました。鉄のカーテンの統制が崩れる象徴となり、東欧革命とベルリンの壁崩壊を加速させました。