
9月9日生まれの歴史上の人物・偉人の一覧と、この日に起きた歴史的な出来事をまとめました。日本史や世界史に登場する有名人物から、あまり知られていなくても「おっ」とうなるような人物まで、総勢51名を掲載しています。ぜひ最後までご覧ください!
【日本】9月9日生まれの歴史上の人物・偉人一覧
※旧暦生まれの人物は、旧暦の日付を先発グレゴリオ暦に換算し、9月9日と一致する人物だけを掲載しています。
| 生年 | 人物名 | 肩書き |
|---|---|---|
| 1466年 | 足利義稙(義材) | 室町幕府第10代将軍 |
| 1704年 | 酒井忠寄 | 出羽国庄内藩第5代藩主 |
| 1751年 | 上杉鷹山(上杉治憲) | 出羽国米沢藩第9代藩主 |
| 1825年 | 佐竹義堯 | 出羽国久保田藩第12代藩主・侯爵 |
| 1850年 | 中川久成 | 豊後国岡藩第13代藩主・伯爵 |
| 1854年 | 山川健次郎 | 物理学者・教育者 |
| 1878年 | 酒井田柿右衛門(12代目) | 陶芸家 |
| 1901年 | 小熊秀雄 | 詩人・小説家・画家 |
| 1902年 | 坪井忠二 | 地球物理学者 |
| 1909年 | 雍仁親王妃勢津子 | 皇族・社会事業家 |
| 1911年 | 吉村公三郎 | 映画監督 |
| 1915年 | 塩田剛三 | 合気道家・養神館合気道創始者 |
| 1918年 | 高橋圭三 | アナウンサー・司会者 |
| 1920年 | 浜本万三 | 労働運動家・政治家 |
| 1923年 | 岩河三郎 | 作曲家・音楽教育者 |
| 1924年 | 永井陽之助 | 政治学者・国際政治学者 |
| 1932年 | 小室直樹 | 社会学者・法学者 |
| 1933年 | 若林克彦 | 技術者・発明家 |
| 1935年 | 兼田敏 | 作曲家・編曲家 |
※上表の旧暦期の生年月日は、旧暦の月日をそのまま西暦へ置き換えたものではなく、暦日換算を行った結果です。
【海外】9月9日生まれの歴史上の人物・偉人一覧
| 生年 | 人物名 | 肩書き |
|---|---|---|
| 384年 | ホノリウス | 西ローマ帝国皇帝 |
| 1349年 | アルブレヒト3世 | オーストリア公 |
| 1585年 | リシュリュー | フランス王国宰相・枢機卿 |
| 1618年 | ジョアン・セレロールス | カタルーニャの作曲家・修道士 |
| 1711年 | トマス・ハッチンソン | 植民地行政官・歴史家 |
| 1737年 | ルイージ・ガルヴァーニ | 解剖学者・生理学者 |
| 1754年 | ウィリアム・ブライ | イギリス海軍軍人・植民地総督 |
| 1778年 | クレメンス・ブレンターノ | ドイツの詩人・小説家 |
| 1789年 | ウィリアム・クランチ・ボンド | 天文学者 |
| 1822年 | ナポレオン・ジョゼフ・ボナパルト | フランスの政治家・皇族 |
| 1826年 | フリードリヒ1世 | バーデン大公 |
| 1828年 | レフ・トルストイ | 小説家・思想家 |
| 1850年 | ジェーン・エレン・ハリソン | 西洋古典学者・宗教学者 |
| 1855年 | ヒューストン・ステュアート・チェンバレン | 人種理論家・政治評論家 |
| 1858年 | ベンジャミン・キッド | 社会学者 |
| 1866年 | ロジャー・フライ | 画家・美術批評家 |
| 1873年 | マックス・ラインハルト | 舞台演出家・劇場経営者 |
| 1878年 | セルヒオ・オスメニャ | フィリピン第4代大統領 |
| 1878年 | アデレイド・クラプシー | アメリカの詩人 |
| 1887年 | アルフレッド・ランドン | 政治家・カンザス州知事 |
| 1890年 | カーネル・サンダース | 実業家・KFC創業者 |
| 1899年 | ブラッサイ | 写真家・彫刻家 |
| 1900年 | ジェームズ・ヒルトン | 小説家 |
| 1908年 | チェーザレ・パヴェーゼ | 小説家・詩人・翻訳家 |
| 1918年 | オスカル・ルイージ・スカルファロ | イタリア共和国第9代大統領 |
| 1922年 | ハンス・デーメルト | 物理学者・ノーベル物理学賞受賞者 |
| 1923年 | ダニエル・カールトン・ガジュセック | 医師・ウイルス学者 |
| 1926年 | ユースフ・アル=カラダーウィー | イスラム法学者 |
| 1927年 | エルヴィン・ジョーンズ | ジャズ・ドラマー |
| 1928年 | ソル・ルウィット | 芸術家 |
| 1941年 | オーティス・レディング | ソウル歌手・作曲家 |
| 1941年 | デニス・リッチー | 計算機科学者 |
9月9日生まれの代表的な偉人
上杉鷹山(上杉治憲)
- 生没年:1751年9月9日(寛延4年7月20日)~1822年4月2日(文政5年3月11日)
- 国:日本
- 肩書き:出羽国米沢藩第9代藩主
財政破綻寸前だった米沢藩を継ぎ、倹約だけでなく農村復興、養蚕・織物などの殖産、藩校興譲館の再興を組み合わせた改革を進めました。家臣の竹俣当綱や莅戸善政、師の細井平洲らを用い、飢饉への備蓄や人材育成を藩政の柱にしました。領民と領土を君主の私物としない「伝国の辞」は、統治倫理を示す言葉として後世に読まれています。一方、改革は長期に及び、借財がただちに消えたわけではなく、強い倹約や産業統制は家臣・農民にも負担を求めました。「名君」一人の成功物語にせず、協働した家臣や領民、天明飢饉の犠牲まで含めて評価する必要があります。
山川健次郎
- 生没年:1854年9月9日(嘉永7年閏7月17日)~1931年6月26日(昭和6年6月26日)
- 国:日本
- 肩書き:物理学者・教育者
会津藩士の家に生まれ、戊辰戦争後に国費留学生としてイェール大学で物理学を学びました。帰国後は東京大学初の日本人理学部教授となり、物理学の専門教育、地磁気研究、X線実験の普及を担いました。東京帝国大学、九州帝国大学、京都帝国大学の総長を務め、近代日本の高等教育制度を整えた点でも重要です。一方、帝国大学は国家官僚と帝国経営を支えるエリート機関でもあり、山川自身も貴族院議員・枢密顧問官として体制の中枢にいました。会津出身者の復権を象徴する経歴だけでなく、国家主導の学術が持った包摂と排除の両面を見る必要があります。
リシュリュー
- 生没年:1585年9月9日~1642年12月4日
- 国:フランス
- 肩書き:枢機卿・国王ルイ13世の宰相
聖職者から国政の中心へ進み、ルイ13世の首席国務卿として王権の集中を推進しました。地方の要塞を削り、地方監察官を通じて統治を強め、三十年戦争ではカトリック枢機卿でありながらハプスブルク家に対抗してプロテスタント諸国も支援しました。アカデミー・フランセーズの創設は、言語と文化を国家形成へ結びつける長い影響を残しました。一方、反対派の処刑、検閲、重税、反乱鎮圧を伴う統治であり、後世の「近代国家の建設者」という像は暴力的な中央集権を正当化しかねません。宗教より国益を優先した外交も、戦争を長期化させ民衆の被害を拡大しました。
ルイージ・ガルヴァーニ
- 生没年:1737年9月9日~1798年12月4日
- 国:教皇領ボローニャ(現在のイタリア)
- 肩書き:解剖学者・生理学者
ボローニャ大学で医学と解剖学を学び、カエルの脚の神経と筋肉が金属接触で収縮する現象を体系的に実験しました。彼は生体内に固有の電気があると考え、この「動物電気」論が神経・筋肉の電気生理学を開く刺激となりました。反論したボルタは金属の組合せに電気の源を求め、論争から電池が生まれたため、誤りを含む仮説も科学を前進させた好例です。一方、現象の解釈は現在の電気化学とは異なり、功績を単独の「電気発見」に縮めるのは不正確です。また動物実験を基盤とした研究であり、現代の倫理基準とは異なる歴史的条件も明示すべきです。
レフ・トルストイ
- 生没年:1828年9月9日~1910年11月20日
- 国:ロシア帝国
- 肩書き:小説家・思想家
クリミア戦争への従軍経験と貴族社会の観察をもとに、『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』で歴史、家族、欲望、道徳を巨大な物語へ編み上げました。晩年は私有財産、国家、軍隊、制度宗教を批判し、非暴力と良心に基づく生を説き、ガンディーらにも影響を与えました。農民教育や平易な宗教的著作も、文学者を超えた社会的存在にしました。一方、自ら大地主貴族として得た特権と禁欲思想の間には矛盾があり、財産放棄をめぐって家族と深く対立しました。女性人物の描写や性的道徳には家父長的限界があり、普遍的人道主義の名の下でその矛盾を消してはなりません。
ジェーン・エレン・ハリソン
- 生没年:1850年9月9日~1928年4月15日
- 国:イギリス
- 肩書き:西洋古典学者・宗教学者
女性が大学の正式な学位や職を得にくかった時代に古代ギリシャ研究へ入り、ケンブリッジのニューナム・カレッジを拠点に活動しました。『ギリシア宗教研究序説』などで、神話を文学作品だけでなく儀礼、考古資料、社会集団の実践から読み、いわゆるケンブリッジ儀礼学派を形作りました。その方法は古典学を比較宗教・人類学へ開き、女性研究者の専門的活動にも道を広げました。一方、進化段階論や「原始的」宗教という当時の枠組みを用い、異文化を西欧中心の発展序列へ置く限界がありました。大胆な再構成には史料以上の推測も含まれ、現在は批判的に継承されています。
マックス・ラインハルト
- 生没年:1873年9月9日~1943年10月31日
- 国:オーストリア=ハンガリー帝国出身
- 肩書き:舞台演出家・劇場経営者
俳優として出発した後、ベルリンのドイツ座を中心に、照明、回り舞台、群衆演技、客席空間を総合する演出を発展させました。古典劇から同時代劇、大規模な野外劇まで形式を変え、ザルツブルク音楽祭の創設にも関わって近代の演出家を創作の中心へ押し上げました。彼の学校と劇場から多くの俳優・演出家が育ち、欧米の舞台と映画に技法が広がりました。一方、豪華なスペクタクルは資本力とスター制度に依存し、作品より演出家の権威を強めるとの批判も受けました。ユダヤ系であったためナチ政権に劇場を奪われ亡命した事実は、芸術革新が政治的迫害から自由でなかったことを示します。
カーネル・サンダース
- 生没年:1890年9月9日~1980年12月16日
- 国:アメリカ合衆国
- 肩書き:実業家・KFC創業者
農場労働、鉄道員、保険販売など多くの職を経験した後、ケンタッキー州の給油所で旅行者へ食事を出し、圧力鍋を使うフライドチキンの調理法を磨きました。道路の付け替えで店を失った六十代から、レシピと商標を各地の飲食店へ供与するフランチャイズを拡大しました。白いスーツとひげの創業者像は、個人の物語を世界規模のブランドへ結びつけるマーケティングの典型になりました。一方、成功は本人の晩成だけでなく大量養鶏、標準化、低賃金サービス労働に支えられています。高脂肪・高塩分の外食、動物福祉、地域食文化の均質化といった批判も、企業神話と併せて考える必要があります。
ソル・ルウィット
- 生没年:1928年9月9日~2007年4月8日
- 国:アメリカ合衆国
- 肩書き:芸術家
戦後ニューヨークで、作品を物質的な一点物よりも指示・規則・手順として捉えるコンセプチュアル・アートを理論化しました。壁面へ線や色を展開するウォール・ドローイングは、作家の設計に基づいて他者が制作でき、所有、作者性、保存の概念を変えました。立方体を反復する「ストラクチャー」と文章による『コンセプチュアル・アートについての段落』は、ミニマリズム以後の国際美術に大きな影響を与えました。一方、厳密な規則にも実演者の判断と身体労働が不可欠で、非物質的という説明だけでは制作関係を隠します。証明書を介する市場制度からも完全には自由ではありませんでした。
デニス・リッチー
- 生没年:1941年9月9日~2011年10月12日
- 国:アメリカ合衆国
- 肩書き:計算機科学者
ベル研究所でケン・トンプソンらとUNIXを開発し、機種ごとの機械語に縛られないOS設計を広めました。C言語を設計してUNIXを書き直し、『The C Programming Language』をブライアン・カーニハンと著したことで、言語仕様と実践を世界の技術者へ伝えました。CとUNIXの系譜は、Linux、スマートフォン、サーバー、組込み機器まで現代の情報基盤を形作っています。一方、Cの自由度はバッファ越境やメモリ破壊を起こしやすく、後世の重大な脆弱性の温床にもなりました。成果は研究所の共同作業と公的な反トラスト環境にも支えられており、孤立した天才の発明として語るべきではありません。
9月9日に起きた歴史的な出来事
- 701年9月9日(大宝元年8月3日)|大宝律令が完成
刑罰を定める律と行政組織・租税などを定める令が編纂され、天皇を中心とする律令国家の制度が整えられました。中央集権化の基盤となった一方、戸籍と班田、租税、労役は民衆を把握し動員する仕組みでもあり、理念どおり全国へ一様に行き渡ったわけではありません。 - 1513年9月9日|フロドゥンの戦い
イングランド軍がスコットランド軍を破り、スコットランド王ジェームズ4世を含む多数が戦死しました。英仏対立に連動した侵攻の帰結で、スコットランドの政治に長い不安定をもたらし、国家的英雄譚の背後に大規模な人的損失を残しました。 - 1615年9月9日(元和元年7月17日)|禁中並公家諸法度を公布
江戸幕府が天皇・公家の行動や宮廷秩序を規定し、武家政権と朝廷の関係を制度化しました。近世の政治的安定を支えた法とされますが、朝廷の権限を幕府が管理する性格を持ち、身分秩序を固定する統治でもありました。 - 1739年9月9日|ストーノ反乱
サウスカロライナ植民地で奴隷化されたアフリカ人たちが武器を取り、自由を求めてスペイン領フロリダを目指しました。植民地最大級の奴隷反乱となりましたが鎮圧され、参加者と白人住民に死者が出たうえ、植民地政府は黒人の移動・教育をさらに厳しく制限しました。 - 1850年9月9日|カリフォルニアが合衆国31番目の州に
米墨戦争後の領土と奴隷制をめぐる対立を調整する「1850年妥協」の一部として、カリフォルニアは自由州で加盟しました。内戦を一時先送りした一方、同じ妥協で逃亡奴隷法が強化され、先住民の土地収奪と暴力も州形成の陰で拡大しました。 - 1886年9月9日|ベルヌ条約が成立
文学・美術作品の著作権を加盟国間で相互に保護する国際条約がベルンで採択されました。国境を越える創作者保護の基礎となりましたが、保護期間の長期化や権利処理の複雑化が教育・保存・再利用を妨げるとの論点も後世に残しました。 - 1892年9月9日|木星の衛星アマルテアを発見
エドワード・エマーソン・バーナードがリック天文台の大型屈折望遠鏡で木星の内側の衛星を発見しました。目視観測で見つかった最後の惑星衛星として望遠鏡観測の到達点を示しましたが、命名と功績の記録は大規模施設へアクセスできた研究者に偏りがちです。 - 1927年9月9日|秋収蜂起が始まる
毛沢東ら中国共産党勢力が湖南・江西の農村で国民党政権に対する武装蜂起を開始しました。都市中心路線から農村根拠地へ向かう転機となりましたが、蜂起は軍事的に敗れ、多数の参加者と住民が戦闘・弾圧の犠牲になりました。 - 1939年9月9日|ブズラの戦いが始まる
ドイツのポーランド侵攻に対し、ポーランド軍がブズラ川流域で大規模な反撃を始めました。一時的に進撃を阻んだものの包囲され、兵士・民間人に甚大な被害が生じ、機甲部隊と航空戦力の優位が戦局を左右しました。 - 1945年9月9日(昭和20年)|南京で中国派遣軍が降伏文書に署名
岡村寧次大将が南京で中国側に降伏文書を提出し、中国大陸における日本軍の組織的降伏が確定しました。八年に及ぶ日中戦争の終結を示す一方、侵略、虐殺、強制労働などの被害と責任を一枚の文書で清算できたわけではありません。 - 1948年9月9日|朝鮮民主主義人民共和国が成立
ソ連占領地域を基盤に平壌で朝鮮民主主義人民共和国の成立が宣言され、金日成が首相となりました。南北に競合国家ができたことで分断が制度化され、二年後の朝鮮戦争と、その後の権威主義体制・離散家族問題へつながりました。 - 1971年9月9日|アッティカ刑務所蜂起
ニューヨーク州アッティカ刑務所で受刑者が劣悪な処遇と人種差別の改善を求め、施設を占拠して交渉を始めました。13日の武力制圧で人質を含む多数が死亡し、刑務所改革を促す一方、国家が収監者の権利要求へ暴力で応じた象徴となりました。 - 1975年9月9日(昭和50年)|技術試験衛星「きく1号」打ち上げ
宇宙開発事業団が初の人工衛星「きく1号」を打ち上げ、国産ロケットと衛星運用技術を検証しました。日本の実用衛星開発の基盤となりましたが、宇宙開発には巨額の公費と打上げ事故の危険が伴い、目的と費用の説明責任が欠かせません。 - 2019年9月9日(令和元年)|令和元年房総半島台風が千葉県に上陸
台風15号が強い勢力で千葉市付近へ上陸し、暴風で住宅・送電設備に広範な被害を与え、長期停電と断水を招きました。都市近郊でも通信・電力の集中した基盤が脆弱になり得ることを示し、高齢者や在宅医療利用者ほど復旧遅延の影響を強く受けました。