
8月28日生まれの歴史上の人物・偉人の一覧と、この日に起きた歴史的な出来事をまとめました。日本史や世界史に登場する有名人物から、あまり知られていなくても「おっ」とうなるような人物まで、総勢46名を掲載しています。ぜひ最後までご覧ください!
【日本】8月28日生まれの歴史上の人物・偉人一覧
※旧暦生まれの人物は、グレゴリオ暦に換算した日付に基づいて掲載しています。
| 生年 | 人物名 | 肩書き |
|---|---|---|
| 1646年 | 津軽信政 | 弘前藩第4代藩主 |
| 1741年 | 京極高品 | 峰山藩第6代藩主 |
| 1799年 | 太田資始 | 掛川藩主・江戸幕府老中 |
| 1816年 | 朽木綱張 | 福知山藩第12代藩主 |
| 1842年 | 浅野長勲 | 広島藩第12代藩主 |
| 1872年 | 杉村楚人冠 | 新聞記者・随筆家 |
| 1886年 | 勝沼精蔵 | 医学者・血液学者 |
| 1886年 | 池田勇八 | 彫刻家 |
| 1888年 | 井上麗三 | 俳優・映画監督 |
| 1890年 | 稲田昌植 | 農学者・政治家 |
| 1892年 | 藤森成吉 | 小説家・劇作家 |
| 1897年 | 西村英一 | 政治家・建設大臣 |
| 1899年 | 杉原荒太 | 外交官・防衛庁長官 |
| 1906年 | 土屋香鹿 | 官僚・福岡県知事 |
| 1907年 | 吉川静夫 | 作詞家 |
| 1908年 | 斎藤忠 | 考古学者 |
| 1909年 | 田辺正男 | 哲学者・思想史家 |
| 1917年 | 原正市 | 農学者 |
| 1920年 | 末元善三郎 | 天文学者 |
| 1924年 | 千田夏光 | 作家 |
| 1926年 | 島田琢郎 | 政治家 |
| 1926年 | 親泊康晴 | 政治家・那覇市長 |
| 1929年 | 鈴木和美 | 政治家 |
| 1930年 | 林京子 | 小説家 |
| 1934年 | 藤井秀樹 | 写真家 |
【海外】8月28日生まれの歴史上の人物・偉人一覧
| 生年 | 人物名 | 肩書き |
|---|---|---|
| 1749年 | ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ | 詩人・作家・自然研究者 |
| 1801年 | アントワーヌ・オーギュスタン・クールノー | 数学者・経済学者 |
| 1814年 | シェリダン・レ・ファニュ | 小説家 |
| 1833年 | エドワード・バーン=ジョーンズ | 画家・デザイナー |
| 1853年 | ウラジーミル・シューホフ | 技術者・建築家 |
| 1867年 | ウンベルト・ジョルダーノ | 作曲家 |
| 1878年 | ジョージ・ホイップル | 医学者 |
| 1890年 | アイヴァー・ガーニー | 詩人・作曲家 |
| 1894年 | カール・ベーム | 指揮者 |
| 1897年 | ルイス・ワース | 社会学者 |
| 1899年 | シャルル・ボワイエ | 俳優 |
| 1903年 | ブルーノ・ベッテルハイム | 心理学者・著述家 |
| 1910年 | チャリング・クープマンス | 経済学者 |
| 1915年 | ターシャ・テューダー | 絵本作家・画家 |
| 1916年 | C・ライト・ミルズ | 社会学者 |
| 1916年 | ジャック・ヴァンス | 小説家 |
| 1917年 | ジャック・カービー | 漫画家 |
| 1919年 | ゴッドフリー・ハウンズフィールド | 電子技術者 |
| 1921年 | リディア・ゲイレル | ボリビア大統領 |
| 1924年 | ジャネット・フレイム | 小説家 |
| 1929年 | イシュトヴァン・ケルテス | 指揮者 |
8月28日生まれの代表的な偉人
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
- 生没年:1749年8月28日~1832年3月22日
- 国:ドイツ
- 肩書き:詩人・作家・自然研究者
若き感情を描いた『若きウェルテルの悩み』から、生涯をかけた劇詩『ファウスト』まで、人間の欲望、知識、社会の変化を多層的に表現しました。ヴァイマル公国の行政官として鉱山、道路、教育にも携わり、色彩論や植物形態学を研究しました。文学と科学を分断せず、世界文学という国境を越える対話を構想しました。一方、宮廷権力の一員として戦争や労働動員に関与し、女性や非ヨーロッパ文化を作品の資源として扱う面もあるため、普遍的人文主義者という像だけでは足りません。
アントワーヌ・オーギュスタン・クールノー
- 生没年:1801年8月28日~1877年3月31日
- 国:フランス
- 肩書き:数学者・経済学者
需要を価格の関数として表し、複数企業が生産量を選ぶ複占モデルを数学的に分析しました。限界的な変化と均衡を用いる方法は、のちのミクロ経済学、産業組織論、ゲーム理論の先駆けとなりました。確率や科学哲学も論じ、偶然を独立した因果系列の交差として捉えました。一方、彼の単純な企業像は情報格差、労働者、制度、環境費用をほとんど扱わず、数式で記述できる均衡を現実市場の公正さと取り違えてはなりません。
シェリダン・レ・ファニュ
- 生没年:1814年8月28日~1873年2月7日
- 国:アイルランド
- 肩書き:小説家
『カーミラ』や『アンクル・サイラス』で、説明し切れない恐怖を屋敷、家族、記憶の内部に忍ばせ、心理的なゴシック小説を発展させました。女性吸血鬼カーミラの物語は『ドラキュラ』以前の吸血鬼文学を刷新し、映画やクィアな読解へ長い影響を与えました。新聞編集者としてアイルランドの読者市場にも関わりました。一方、プロテスタント系地主層の視点からカトリック住民や階級不安を怪異化する作品もあり、帝国支配下アイルランドの権力関係を抜きに幻想性だけを称賛できません。
エドワード・バーン=ジョーンズ
- 生没年:1833年8月28日~1898年6月17日
- 国:イギリス
- 肩書き:画家・デザイナー
ラファエル前派の理念を受け継ぎ、中世伝説や神話を静謐な人物像と装飾的な色彩で描きました。ウィリアム・モリスと協働し、ステンドグラス、タペストリー、書籍装飾を通じて美術と工芸の再統合を進め、アーツ・アンド・クラフツ運動へ寄与しました。象徴主義と世紀末美術にも影響しました。一方、理想化された中世世界は工業社会の労働と貧困から距離があり、受動的で青白い女性像の反復にはジェンダー規範を美化する問題が指摘されています。
ウラジーミル・シューホフ
- 生没年:1853年8月28日~1939年2月2日
- 国:ロシア・ソビエト連邦
- 肩書き:技術者・建築家
双曲面の格子構造、薄い鉄骨屋根、石油分解・輸送設備を設計し、少ない材料で広い空間と高い塔を実現しました。モスクワのシャーボロフカ塔や市場・駅の屋根は、計算と造形を結ぶ近代構造工学の先駆けです。石油産業の熱分解装置も後世の化学工業へ影響しました。一方、革新的な構造物は帝政とソビエト国家の工業化を支え、資源採掘と強制的な近代化が人間・環境へ与えた費用から技術美を切り離せません。
杉村楚人冠
- 生没年:1872年8月28日(明治5年7月25日)~1945年10月3日(昭和20年10月3日)
- 国:日本
- 肩書き:新聞記者・随筆家
朝日新聞で海外通信、社会記事、コラムを手がけ、署名入りの記事と読みやすい語り口によって近代日本の新聞文体を更新しました。関東大震災後の紙面復興や新聞社の調査・図書機能にも尽力し、我孫子での暮らしを随筆に残しました。国際情勢を一般読者へ伝える職業記者の地位を高めました。一方、大新聞の発展は販売競争と世論形成の集中を伴い、戦時下に報道が統制・協力へ傾いた構造の内部にいたことも含め、ジャーナリズムの自律性を検証する必要があります。
勝沼精蔵
- 生没年:1886年8月28日(明治19年8月28日)~1963年11月9日(昭和38年11月9日)
- 国:日本
- 肩書き:医学者・血液学者
白血球の酸化酵素反応を研究し、血球の分類と白血病診断を進歩させました。名古屋帝国大学医学部の創設と大学運営に携わり、血液学・神経病学の研究基盤を築きました。戦後は原爆被害調査にも関わり、放射線が人体へ及ぼす影響の医学的把握に寄与しました。一方、帝国大学医学は国家総動員と軍事研究の体制から自由ではなく、被爆者調査でも治療よりデータ収集が優先されたとの不信があるため、研究成果と研究倫理を同時に問う必要があります。
ルイス・ワース
- 生没年:1897年8月28日~1952年5月3日
- 国:ドイツ生まれ・アメリカ
- 肩書き:社会学者
移民としてシカゴへ渡り、都市を人口規模、密度、異質性から分析した論文「生活様式としてのアーバニズム」で都市社会学の枠組みを示しました。ユダヤ人ゲットー、少数集団、マスメディアを研究し、空間構造と社会関係の変化を結びました。政策調査にも参加し、社会学を公共問題へ接続しました。一方、都市化を匿名性や関係の希薄化へ向かう一方向の過程として描き、地域共同体の回復力や人種差別・不動産制度の作用を十分に捉えなかったとの批判があります。
ターシャ・テューダー
- 生没年:1915年8月28日~2008年6月18日
- 国:アメリカ
- 肩書き:絵本作家・画家
柔らかな水彩で子ども、動物、草花、季節の行事を描き、約100冊の絵本を手がけました。『パンプキン・ムーンシャイン』から古典作品の挿絵まで、ページの余白と細部を生かした画面は児童書美術へ長く親しまれています。晩年はバーモント州で19世紀風の衣食住を実践し、手仕事と庭づくりの文化を伝えました。一方、その生活像は経済的資源と家族・協力者の労働に支えられ、過去の家父長制や貧困を見えにくくする理想化として消費される危うさがあります。
C・ライト・ミルズ
- 生没年:1916年8月28日~1962年3月20日
- 国:アメリカ
- 肩書き:社会学者
個人の失業や家族問題を、経済・政治・歴史の構造と結びつけて考える「社会学的想像力」を提唱しました。『パワー・エリート』では軍、企業、政治の上層が結合する権力構造を分析し、『ホワイト・カラー』では中間層の疎外を描きました。専門家が公共的論争へ参加する姿勢を示しました。一方、支配層を一枚岩に描き過ぎ、ジェンダー、人種、草の根の抵抗を十分に分析しなかったほか、断定的で男性中心的な知識人像にも限界があります。
ゴッドフリー・ハウンズフィールド
- 生没年:1919年8月28日~2004年8月12日
- 国:イギリス
- 肩書き:電子技術者
異なる角度から得たX線吸収データをコンピューターで再構成し、人体断面を画像化するCTスキャナーを実用化しました。1971年の頭部撮影以降、脳出血、腫瘍、外傷を切開せずに診断できるようになり、1979年にノーベル生理学・医学賞を共同受賞しました。工学と臨床医学の協働を象徴する成果です。一方、CTは放射線被曝、偶発所見、過剰検査、高価な装置へのアクセス格差を伴うため、画像が増えることをそのまま医療の改善とみなせません。
林京子
- 生没年:1930年8月28日(昭和5年8月28日)~2017年2月19日(平成29年2月19日)
- 国:日本
- 肩書き:小説家
長崎で原爆に遭った体験を、被爆直後の身体と記憶の断片から描いた『祭りの場』で群像新人文学賞と芥川賞を受賞しました。『ギヤマン ビードロ』『長い時間をかけた人間の経験』などで、放射線被害が数十年後の身体、家族、言葉に残り続けることを記録しました。中国で過ごした少女期も含め、戦争を帝国と被爆の双方から問い続けました。一方、「被爆者文学」という分類は証言を可視化する反面、作品の虚構性や植民地経験の複雑さを一つの被害者像へ閉じ込める危険があります。
8月28日に起きた歴史的な出来事
- 475年8月28日|西ローマ皇帝ネポス追放
軍司令官オレステスが皇帝ユリウス・ネポスをラヴェンナから追放し、自らの子ロムルスを帝位につける道を開きました。翌年の西ローマ皇帝廃止へ続きますが、「帝国滅亡」は一日の断絶ではなく、地域権力が長く再編される過程でした。 - 1640年8月28日|ニューバーンの戦い
主教戦争でスコットランド盟約派軍がイングランド軍を破り、イングランド北部へ進みました。戦費を得るためチャールズ1世は議会招集を迫られ、清教徒革命への転機となりましたが、宗教的統一を求める双方の圧力が住民を分断しました。 - 1789年8月28日|エンケラドゥス発見
天文学者ウィリアム・ハーシェルが土星の衛星エンケラドゥスを発見しました。後世の探査で氷の地下海と噴出物が確認され、地球外生命研究の重要対象となりましたが、発見史は妹カロラインら観測を支えた人々の労働を過小評価しがちです。 - 1833年8月28日|イギリス奴隷廃止法成立
大英帝国の多くの植民地で奴隷制を廃止する法律が国王裁可を受けました。約80万人の法的解放へ進みましたが、補償金は奴隷所有者へ支払われ、解放された人々には土地も賠償もなく、「徒弟制」で強制労働が続きました。 - 1845年8月28日|『サイエンティフィック・アメリカン』創刊
発明と産業技術を紹介する週刊紙としてニューヨークで創刊され、のちに科学解説誌へ発展しました。専門知識を社会へ伝える媒体となりましたが、科学報道は資金提供、特許利益、国家政策の影響を受けるため、中立的な進歩の記録だけではありません。 - 1850年8月28日|歌劇『ローエングリン』初演
ワーグナーの歌劇『ローエングリン』がリストの指揮でヴァイマルに初演されました。神話、管弦楽、劇を統合する後世の音楽劇へ道を開きましたが、作品受容はドイツ民族主義と結びつき、作曲家自身の反ユダヤ主義も切り離せません。 - 1859年8月28日|太陽大嵐の観測始まる
大規模な黒点とオーロラ活動が観測され、数日後のキャリントン・イベントへ続きました。電信網に火花や障害を生じさせ、太陽活動が技術社会へ影響することを示しました。現代では電力・通信衛星を守る宇宙天気監視の重要な基準です。 - 1862年8月28日|第二次ブルランの本格戦闘
南北戦争で北軍が南軍ジャクソン部隊へ攻撃し、三日間の本格戦闘が始まりました。南軍の勝利は北部侵攻を可能にしましたが、奴隷制をめぐる戦争の長期化により兵士と地域住民の死傷・避難が急増しました。 - 1913年8月28日|平和宮開館
ハーグに国際仲裁裁判所などを収める平和宮が開館し、法による国際紛争解決の象徴となりました。しかし翌年に世界大戦が始まり、国際法は大国の軍事力や植民地支配を自動的に止めないという制度上の弱さも露呈しました。 - 1914年8月28日|ヘルゴラント・バイト海戦
第一次世界大戦でイギリス海軍がドイツ沿岸の哨戒部隊を攻撃し、巡洋艦などを沈めました。イギリスの士気を高めましたが、情報混乱で味方同士の衝突寸前となり、海上封鎖と消耗戦が兵士・民間経済へ長期の被害を与えました。 - 1916年8月28日|ドイツがルーマニアへ宣戦
ルーマニアの連合国側参戦に対し、ドイツ帝国が宣戦しました。中央同盟軍は反攻してブカレストと油田地帯を占領し、資源を確保しましたが、占領、難民化、感染症によりルーマニア社会へ深刻な犠牲をもたらしました。 - 1937年8月28日(昭和12年)|トヨタ自動車工業設立
豊田自動織機製作所の自動車部門が独立し、トヨタ自動車工業が設立されました。国産自動車と戦後の量産方式を発展させましたが、創業期は軍需と保護政策に支えられ、成長後も下請け労働や環境負荷を抱えました。 - 1955年8月28日|エメット・ティル殺害
ミシシッピ州で14歳の黒人少年エメット・ティルが白人男性らに拉致され、拷問の末に殺害されました。母が遺体を公開したことで人種差別の暴力が可視化され公民権運動を促しましたが、陪審は被告を無罪とし司法の差別を示しました。 - 1963年8月28日|ワシントン大行進
人種差別撤廃と雇用を求め約25万人がワシントンに集まり、キング牧師が演説しました。公民権法・投票権法を後押ししましたが、女性指導者の発言機会は限られ、住宅、貧困、警察暴力など構造的不平等は法律後も残りました。 - 1968年8月28日|シカゴ民主党大会で衝突
ベトナム反戦デモ隊と警察が民主党全国大会の会場周辺で激しく衝突し、警察による殴打がテレビ中継されました。戦争と政治不信を可視化しましたが、運動側にも人種・性差別があり、社会の分断は選挙政治にも利用されました。 - 1971年8月28日(昭和46年)|円が変動相場制へ移行
ニクソン・ショック後、日本政府は1ドル360円の固定相場を維持できず、円を暫定的な変動相場制へ移しました。輸出主導経済の調整を迫りましたが、企業と労働者、消費者の間で物価・雇用への影響は不均等に現れました。 - 1988年8月28日|ラムシュタイン航空ショー事故
西ドイツの米空軍基地で曲技飛行機が空中衝突して観客席へ墜落し、70人が死亡、数百人が負傷しました。航空ショーの安全距離と救急体制が見直され、軍事技術を娯楽として展示することの責任も問われました。 - 1993年8月28日|ガリレオ探査機が小惑星イダへ接近
木星へ向かう探査機ガリレオが小惑星イダを撮影し、のちにその衛星ダクティルが発見されました。小惑星にも衛星があることを初めて確認した成果ですが、長距離探査は高コストと原子力電池の打ち上げリスクを伴います。 - 2008年8月28日|オバマが民主党大統領候補指名を受諾
バラク・オバマが主要政党で初のアフリカ系大統領候補として指名受諾演説を行いました。人種的障壁を越える象徴となりましたが、代表者の登場だけで富、刑事司法、住宅など制度的人種格差が解消するわけではありませんでした。 - 2020年8月28日(令和2年)|安倍晋三首相が辞任表明
安倍晋三が持病の再発を理由に内閣総理大臣を辞任すると表明し、憲政史上最長の連続在職が終わりました。外交・雇用面の成果が語られる一方、公文書改ざん、説明責任、安全保障政策と格差をめぐる批判を残しました。