
7月9日生まれの歴史上の人物・偉人の一覧と、この日に起きた歴史的な出来事をまとめました。日本史や世界史に登場する有名人物から、あまり知られていなくても「おっ」とうなるような人物まで、総勢37名を掲載しています。ぜひ最後までご覧ください!
【日本】7月9日生まれの歴史上の人物・偉人一覧
※旧暦生まれの人物は、グレゴリオ暦に換算した日付に基づいて掲載しています。
| 生年 | 人物名 | 肩書き |
|---|---|---|
| 1249年 | 亀山天皇 | 第90代天皇 |
| 1629年 | 戸田茂睡 | 歌学者・国学者 |
| 1654年 | 霊元天皇 | 第112代天皇 |
| 1736年 | 榊原政永 | 高田藩第2代藩主 |
| 1849年 | 保富正三 | 陸軍軍人 |
| 1874年 | 島崎赤太郎 | オルガニスト・作曲家 |
| 1888年 | 三松正夫 | 郵便局長・火山観測者 |
| 1888年 | 川路柳虹 | 詩人 |
| 1898年 | 神谷正太郎 | 実業家・トヨタ自動車販売初代社長 |
| 1906年 | 兎束龍夫 | ヴァイオリニスト |
| 1907年 | 清水幾太郎 | 社会学者・評論家 |
| 1908年 | 朝比奈隆 | 指揮者 |
| 1910年 | 信欣三 | 俳優 |
| 1910年 | 岸風三楼 | 俳人 |
| 1912年 | 高野百介 | プロ野球選手 |
| 1913年 | 板川正吾 | 政治家 |
| 1931年 | 二代目三波伸介 | 喜劇俳優・司会者 |
【海外】7月9日生まれの歴史上の人物・偉人一覧
| 生年 | 人物名 | 肩書き |
|---|---|---|
| 1511年 | ドロテア・フォン・ザクセン=ラウエンブルク | デンマーク王妃 |
| 1578年 | フェルディナント2世 | 神聖ローマ皇帝 |
| 1689年 | アレクシス・ピロン | 詩人・劇作家 |
| 1721年 | ヨハン・ニコラウス・ゲッツ | 詩人 |
| 1764年 | アン・ラドクリフ | 小説家 |
| 1775年 | マシュー・ルイス | 小説家・劇作家 |
| 1809年 | ヤーコプ・ヘンレ | 解剖学者・病理学者 |
| 1819年 | エリアス・ハウ | 発明家 |
| 1834年 | ヤン・ネルダ | 詩人・作家 |
| 1858年 | フランツ・ボアズ | 人類学者 |
| 1879年 | オットリーノ・レスピーギ | 作曲家 |
| 1887年 | サミュエル・エリオット・モリソン | 歴史家 |
| 1887年 | サトゥルニノ・エラン | 画家 |
| 1901年 | バーバラ・カートランド | 小説家 |
| 1911年 | マーヴィン・ピーク | 小説家・画家 |
| 1911年 | ジョン・ホイーラー | 物理学者 |
| 1914年 | ヴィリー・シュトフ | 東ドイツ首相 |
| 1915年 | デイヴィッド・ダイアモンド | 作曲家 |
| 1916年 | エドワード・ヒース | イギリス首相 |
| 1933年 | オリヴァー・サックス | 神経学者・作家 |
7月9日生まれの代表的な偉人
亀山天皇
- 生没年:1249年7月9日(建長元年5月27日)~1305年10月4日(嘉元3年9月15日)
- 国:日本
- 肩書き:第90代天皇
後嵯峨天皇の皇子として即位し、蒙古襲来の時期には上皇として朝廷政治を主導しました。大覚寺統の祖となり、兄後深草天皇の持明院統との皇位継承競争が、のちの両統迭立と南北朝分裂の遠因になります。元軍退散を祈願した宗教活動でも知られますが、実際の防衛は鎌倉幕府と九州の御家人が担いました。皇室内部の家産と継承問題が全国政治へ波及した中世王権の要となる人物です。
霊元天皇
- 生没年:1654年7月9日(承応3年5月25日)~1732年9月24日(享保17年8月6日)
- 国:日本
- 肩書き:第112代天皇
江戸幕府の統制下で即位し、朝廷儀礼の再興と天皇権威の回復を図りました。譲位後も長く院政を行い、幕府と協調する近衛基熙らと対立しながら皇位継承や朝廷人事へ介入します。大嘗祭を復興させ、和歌と有職故実にも通じました。その強い政治姿勢は宮廷内の分裂も招きましたが、近世の天皇が単なる儀礼的存在ではなかったことを示します。
アン・ラドクリフ
- 生没年:1764年7月9日~1823年2月7日
- 国:イギリス
- 肩書き:小説家
『ユードルフォの秘密』などで、古城、山岳、追跡、超自然的な恐怖を組み合わせ、ゴシック小説を大流行させました。恐ろしい現象を最後に合理的に説明する手法は、読者の想像力と啓蒙的理性を両立させます。閉じ込められた女性主人公が判断力を保って行動する物語は、結婚と財産をめぐる女性の不安も映しました。風景描写と心理的サスペンスによって、ロマン主義文学から現代の怪奇・推理小説まで影響を残した作家です。
ヤーコプ・ヘンレ
- 生没年:1809年7月9日~1885年5月13日
- 国:ドイツ
- 肩書き:解剖学者・病理学者
顕微鏡を用いて上皮組織、腎臓の尿細管、毛包などを詳しく調べ、器官を細胞と組織の構造から理解する近代組織学を築きました。感染症は生きた微小な病原体によって起こるとの考えを、細菌学成立以前に理論化しています。腎臓の「ヘンレ係蹄」など多くの名称に名を残しました。観察技術と病因論を結び、人体解剖を肉眼的な記載から微細構造と機能の科学へ進めた医学者です。
エリアス・ハウ
- 生没年:1819年7月9日~1867年10月3日
- 国:アメリカ
- 肩書き:発明家
針の先端近くに穴を設け、上糸と下糸を絡ませる本縫い式ミシンの重要な機構を特許化しました。アイザック・シンガーらとの特許争いを経て、複数企業が特許を共同利用する仕組みが作られ、家庭と衣料工場へミシンが普及します。縫製速度の向上は既製服産業を成長させた一方、女性を中心とする低賃金の工場労働も拡大しました。一つの発明が生産、特許制度、労働を同時に変える過程を示す人物です。
フランツ・ボアズ
- 生没年:1858年7月9日~1942年12月21日
- 国:ドイツ・アメリカ
- 肩書き:文化人類学者
言語、歴史、生活環境を現地で調べ、社会を単一の「未開から文明へ」という尺度で並べる進化主義を批判しました。文化はそれぞれ固有の歴史から理解すべきだとする文化相対主義を広め、人種による能力差を自然な序列とみなす学説にも反対します。一方、先住民資料の収集には植民地主義的な非対称性があり、現在は返還や共同研究が課題です。弟子を多数育て、アメリカ人類学を制度化した中心人物です。
オットリーノ・レスピーギ
- 生没年:1879年7月9日~1936年4月18日
- 国:イタリア
- 肩書き:作曲家
交響詩『ローマの噴水』『ローマの松』『ローマの祭り』で、都市の景観、歴史、群衆を巨大で色彩的な管弦楽へ変えました。古いリュート曲やグレゴリオ聖歌を編曲し、イタリア音楽の過去を近代的な音響の中に再構成します。ファシズム期の国家的ローマ像と作品が重なるため政治との距離は検討が必要ですが、単純な体制音楽には収まらない多様な室内楽も残しました。管弦楽法の可能性を広げた20世紀イタリアの代表的作曲家です。
三松正夫
- 生没年:1888年7月9日(明治21年7月9日)~1977年12月8日(昭和52年12月8日)
- 国:日本
- 肩書き:郵便局長・火山観測者
北海道壮瞥郵便局長として生活しながら、1943年に畑が隆起して昭和新山が生まれる過程を毎日観察しました。同じ地点から輪郭を描き続けた「ミマツダイヤグラム」は、地下の溶岩が地表を押し上げる変化を時間軸で記録します。戦時下で専門機器が乏しい中、私費で土地を買い、山を保護しました。市民の継続観察が一度きりの自然現象を科学資料と地域遺産へ変えた稀有な例です。
神谷正太郎
- 生没年:1898年7月9日(明治31年7月9日)~1980年12月25日(昭和55年12月25日)
- 国:日本
- 肩書き:実業家・トヨタ自動車販売初代社長
欧米の自動車販売を研究し、豊田自動織機の自動車部門で販売網と市場調査を整えました。戦後はトヨタ自動車販売を率い、需要に基づいて生産へ情報を戻す仕組み、分割払い、販売店教育を発展させます。「販売の神様」と称されますが、大量自動車社会は交通事故、公害、都市の道路依存も拡大しました。製造技術だけでは産業にならないことを示し、日本の自動車を全国市場と輸出へ結びつけた経営者です。
清水幾太郎
- 生没年:1907年7月9日(明治40年7月9日)~1988年8月10日(昭和63年8月10日)
- 国:日本
- 肩書き:社会学者・評論家
新聞、ラジオ、雑誌を通じて大衆社会と世論を分析し、戦後は平和問題談話会の中心として再軍備と安保条約に反対しました。平易で鋭い文章によって社会学を公共的な批評へ開きます。しかし1970年代以降は保守化し、核武装を唱えるまで立場を転じました。変節への厳しい批判を含め、その軌跡は知識人が戦争体験、冷戦、大衆政治の中でどのように発言と責任を引き受けるかを考えさせます。
朝比奈隆
- 生没年:1908年7月9日(明治41年7月9日)~2001年12月29日(平成13年12月29日)
- 国:日本
- 肩書き:指揮者
大阪フィルハーモニー交響楽団の前身を創設し、半世紀以上にわたって育成と演奏を続けました。特にブルックナーとベートーヴェンの交響曲を、重厚な響きと大きな時間の流れで表現し、地方の楽団が国際的評価を得る基盤を作ります。戦時下には満洲でも指揮活動を行っており、その文化活動と帝国支配の関係は検討を要します。一回の名演より組織と聴衆を長期に育て、日本のオーケストラ文化を定着させた指揮者です。
ジョン・ホイーラー
- 生没年:1911年7月9日~2008年4月13日
- 国:アメリカ
- 肩書き:理論物理学者
核分裂の理論、一般相対性理論、量子重力の研究を進め、「ブラックホール」という名称を広めました。時空が極端に曲がる天体を、奇妙な例外ではなく物理学の中心課題へ押し上げます。マンハッタン計画と水素爆弾開発にも関わり、基礎科学と軍事研究が結びつく20世紀の責任を負いました。「物質が時空を曲げ、時空が物質の動きを決める」という直観的な教育で多くの研究者を育てた理論家です。
オリヴァー・サックス
- 生没年:1933年7月9日~2015年8月30日
- 国:イギリス・アメリカ
- 肩書き:神経学者・作家
失語、記憶障害、幻覚、パーキンソン病などを持つ患者の経験を、症状の一覧ではなく一人の生活史として記述しました。『妻を帽子とまちがえた男』『目覚め』は、脳の損傷が自己、音楽、世界の感じ方をどう変えるかを一般読者へ伝えます。文学的な症例記述には患者の物語を著者が所有する危険への批判もあります。医学的正確さと人間の尊厳を両立させ、神経学を「人はどう生きるか」という問いへ開いた医師です。
7月9日に起きた歴史的な出来事
- 381年7月9日|第1コンスタンティノポリス公会議が閉会
ローマ皇帝テオドシウス1世が招集した公会議が閉会し、ニカイア信条を補強して三位一体の教義を整えました。教義統一は教会制度を固める一方、異説を公権力で排除する枠組みも強めました。 - 1357年7月9日|カレル橋の礎石を置く
神聖ローマ皇帝カール4世が、プラハのヴルタヴァ川に架ける石橋の建設を開始しました。王宮と旧市街を結ぶ橋は交易と都市形成を支え、ゴシック彫刻と景観で現在もプラハを代表します。 - 1609年7月9日|ボヘミアで信仰の自由を認める勅書
皇帝ルドルフ2世がボヘミア諸身分へ「陛下の書状」を与え、一定の宗教選択と教会建設を認めました。後の撤回と対立は1618年のプラハ窓外投擲事件、三十年戦争へつながります。 - 1762年7月9日|エカチェリーナ2世がロシア皇帝に即位
宮廷クーデターで夫ピョートル3世が退位させられ、エカチェリーナ2世が皇帝として宣言されました。啓蒙思想を掲げながら領土拡大と農奴制強化を進め、ロシア帝国を大国化しました。 - 1868年7月9日|アメリカ合衆国憲法修正第14条を批准
元奴隷を含む国内出生者の市民権、適正手続、法の平等な保護を定める修正条項が必要州数の批准を得ました。実施は長く妨げられましたが、20世紀の人種差別撤廃や権利保障訴訟の憲法的基盤となりました。 - 1916年7月9日|商用潜水艦ドイッチュラントがアメリカへ到着
ドイツの商用潜水艦ドイッチュラントが第一次世界大戦の封鎖をくぐってアメリカへ到着しました。海底輸送で染料などを運びましたが、潜水艦はほどなく軍用化され、無制限潜水艦作戦へ戦争が激化しました。 - 1922年7月9日|ジョニー・ワイズミュラーが100メートル自由形で1分を切る
競泳のワイズミュラーが58秒6を記録し、100メートル自由形で初めて1分の壁を破りました。水泳技術と競技施設の進歩を象徴し、のちに映画『ターザン』の俳優としても大衆文化に名を残します。 - 1947年7月9日|王子争議で生産管理が終結
占領下日本を代表する労働争議で、王子製紙の労働者が工場を自主運営する生産管理を続けましたが、仮処分による排除が進みました。戦後直後の強い労働運動が占領政策の転換と企業再編の中で抑えられる過程を示します。 - 1955年7月9日|ラッセル=アインシュタイン宣言を発表
バートランド・ラッセルがロンドンで、アインシュタインら科学者の署名した核兵器廃絶と紛争の平和的解決を求める宣言を発表しました。科学者の社会的責任を問い、パグウォッシュ会議の出発点となりました。 - 1958年7月9日|リツヤ湾で巨大津波
アラスカの地震で山体が湾へ崩落し、斜面の樹木を標高約524メートルまでなぎ倒す局地的な津波が発生しました。地滑りが狭い湾へ落ちると、通常の海底地震津波を超える波高になり得ることを示しました。 - 2001年7月9日(平成13年)|日本科学未来館が開館
東京・お台場に、先端科学を研究者と市民の対話を通じて紹介する国立施設が開館しました。宇宙、生命、情報、地球環境を体験展示で結び、科学技術の便益だけでなく社会的選択を考える場となりました。 - 2011年7月9日|南スーダン独立
長い内戦と住民投票を経て、南スーダン共和国がスーダンから独立しました。自己決定の実現である一方、国境、石油、民族対立、国家制度の弱さから内戦が再燃し、独立だけでは平和を保証できないことも示しました。